科捜研の女 Season19

風間トオルさんの落ち着きのある演技を通じて、穏やかで口調も丁寧であり、博識で頼りがいがあるという魅力が伝わってきます。
主人公の沢口靖子さん演じる榊マリコとの掛け合いも面白く、時には彼女に振り回されるコミカルな部分も面白く表現されるギャップも、見ていて楽しくなります。

平素、沈着冷静。鑑定は正確かつ完璧。温厚にして人当たりが良い。今現在の彼に、昔はカマキリを食って生活していたという片鱗は、微塵も感じられない。とんでもばなしが主体の三文ドラマだが、彼がドラマに説得力を与えている。

淡々と演じる空気が風間トオルさん本来のキャラクターに違和感なく合っていて、心地よく視聴しています。そもそもの人柄がシンプルマインドで庶民的な部分があると思うのでイケメンなんだけど身近な存在という感じの俳優さんです。このドラマには絶対欠かせない存在ですね。

自分の得意とするお茶について、プロにいじられたりして静かに凹んでいる姿が、カッコよくも可愛かったです。最後には立ち直って、プロの合組を聞かずに笑顔を見せるあたり、やはりいぶし銀に近づいた良さがありました。

今回のシリーズではまだ出て来ませんが、一息つきましょうを言ってお茶を入れるシーンが大好きです。マリコをよく理解している頼りになる同僚として、存在感を増して来ていると思います。シリーズごとに、転勤とかで他の人と交代してしまわないかとヒヤヒヤしていますが、今のところ健在なので、安心して見られます。

メインではないけれど、この方がいないと科捜研にまともな人がいないです！お茶の趣味がまた渋く、彼にあっています。いるよ、職場にこういう人と毎回思わせてくれます。演技が自然です。見ていて安心します。ハンサムだけど、目立ちすぎずにいられるのはすごいの一言です。