どうする家康

2023年10月期 2023年7月期 2023年4月期
総合評価: 1.63 / 5.0 (回答者数149人) 996 位 / 1000件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 1.6 /5.0(31%) 997/1001件中
キャスト 2.1 /5.0(41.8%) 989/1001件中
演出 1.6 /5.0(32.4%) 992/1000件中
音楽 1.9 /5.0(37%) 982/1001件中
感動 1.6 /5.0(32.6%) 967/996件中
笑い 1.3 /5.0(26%) 970/996件中
スリル・興奮 1.8 /5.0(35.4%) 963/993件中
170コメント
151 | | 2023-11-13 12:32:15

関ケ原の合戦での戦術論や小早川秀秋の人物像などは、歴史ファンたちにとって百家争鳴というところで、どう描いてもいろいろあるでしょうから、特に触れません。ただ言いたいのは、この合戦が天下分け目の戦となったのは後の世から見た結果論です。この時戦っていた誰もが、これが日本の今後、約300年を決定づけるとは思っていなかったでしょう。ここで終わったのは西軍の総大将である毛利輝元が大坂城から退去したからで、もし豊臣秀頼と共に大坂城に籠城すれば、展開は別だった筈です。なので淀殿が輝元をしばき、不興を買うような展開はドラマとはいえ考えられませんね。また最後まで三成の方が家康よりも風格があるように感じてしまいます。芝居の上手い下手ではなく、ここで必要のはまさに「格」。三成が破れ、家康が勝ったのは、19万石と250万石の「格」の違いであり、領地と石高が価値だった時代にどちらの言葉に説得力があったかという話でもあります。だからこそ松本さんにはもっと無言の迫力とか存在感が欲しかった。

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152 | | 2023-11-19 00:39:51

いくら兵を揃えたところでその兵たちが働いてくれないとなんの意味もない。だけどその兵たちが掛けるのは命なのだ。その命を掛けられるか否かの違いが勝敗を分けたのではないだろうか。そこはやっぱり信長の時代から鍛えられてきた家康軍の結束と知恵には三成が及ばなかったのだろう。人望もなかったのかな。そして淀君の良い含めたことがここまで大きくなるという流れは視野が狭過ぎると思った。平和にするために戦う‥そんな大義名分をつけて未だ戦っている地がある。人間とは愚かで虚しいものだ。

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153 | | 2023-11-20 10:25:14

関ケ原以降が早回しのように進んでしまいましたが、本当は徳川幕府はこの時期が重要なわけで、家康が太閤蔵入地を勝手に諸将に分配し、銀山も直轄にし、関白も秀頼ではなく九条兼孝に就かせたわけです。そして自身は征夷大将軍となり、着実に豊臣家の力を削った。明確に豊臣にケンカを売ってる。そこがナレーションベースでもいいから説明されないと、関ケ原は続いているという言葉に説得力がありません。本多忠勝と榊原康政の最後を劇的にしたかったにせよ、忠勝は肖像画の、康政は秀忠とのエピソードをもう少し拡げて終わらせても良かった気がします。また関ケ原はまだ終わってはいないと言う以上、家康はすでに豊臣を潰すつもりだったわけで、その相手となる秀頼に嫁がせると分かっている千姫にかける言葉はあれでいいのでしょか。淀殿の棘のある言葉にそつなく相槌を打つ千姫の姿につながらないのだけど。そしてとにかく甘やかされた豊臣秀頼と、厳しくされた徳川秀忠という対比を見せるなら、秀忠の性格はあれで良かったのかも気になります。

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3
154 | 2023-11-20 21:16:32

所作がひどすぎます。
話の展開もバラバラで伝えたいことがさっぱりわからない。
どこが悪いのかもわからないところがわからない状態です。
45分見てられないレベルでした。

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155 | | 2023-11-21 09:27:06

井伊直政はセリフ死、そして榊原康政と本多忠勝は字幕死。それは良いとしても、まだ徳川の天下が盤石なわけでもないのに直政は上手くやったは少し違和感がある。たしかに四天王の生きた時代は殿を守ってというのがあったし、死に場所を求める感じもあったのだろう。それでも天下泰平を築いた家康を見届けたかったのではないかと思う。本多正信の息子は出てきたが、能力がある若者が多数出てきていると雑多にまとめて紹介されてしまって。来週以降、字幕がないと誰が誰かわからない状態になりそうな嫌な予感。ちゃんと次世代と上手く繋いでほしかったな。それとタイトルバックの音楽も映像も大きく変わったけれど、その意図がわからない。思いつくのは家臣団減ったことを楽器を減らしたことで表現している?求めているのはそういうところじゃないんだけれどな。

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5
156 | | 2023-11-25 09:35:51

いつの世も急激に変わるとその流れで引き立てられる者もあれば去る者もある。老兵たちが用無しになる世の中は平和になったということでいいことだ。それにしてもここまで一緒に戦い抜いて慕うものがいたのであればもう少し早く天下を取って家臣たちにいい思いをさせてあげて欲しかったなとも思う。肖像画の話は面白かった。似てる似てないには最早こだわりはなく強そう!が1番の希望。自分のエゴもありながらもその奥に未来まで子孫に睨みをきかす(見守る)ことが目的とは恐れ入った。

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157 | | 2023-11-27 11:06:01

秀頼も秀忠もプリンスではないのに「二人のプリンス」というタイトルはどうかと思うけど、とりあえずそれに目をつぶるとして、対比される秀頼と秀忠。それは同時に晩年の秀吉と家康の対比という構図でもある。前者は優秀だが学びのない秀頼と凡庸だけど学びのある秀忠、後者は老いては駄馬にも等しかった秀吉と老いてなお我を抑えて道を選択する家康という二重構造になる。演出はそこを理解しなきゃいけないし、役者もそれが鮮やかになるべく工夫をしなければならない。それを考えると特に松本さんの芝居はいただけない。老いたのではなく、弱ったようにしか見えません。秀頼にしてやられたとしても、その後のリアクションに余裕で微笑むなり、眼光を強くするなりの芝居が欲しかった。

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158 | | 2023-11-27 20:18:23

有名な二条城での会見と方広寺の鐘の話。いよいよ戦が近づいてきている。今回の秀頼は秀吉譲りの狡猾な部分を持ち合わせた人物のようだし、秀忠は弱くて凡庸。しかし、負ける自信があるとは、なかなかに思い切ったセリフだ。王道と覇道を再び言わせたり、いろいろ対比させる手法はわかるけれど。氏真とのシーンもその一つかな。ただ、あちこち対比させている割に残念なことに流れがなくて光らない。方広寺の鐘の文言も大坂側が挑発したという解釈のようだ。ただ徳川と豊臣ではずいぶんと力の差があり、どれだけ様々な手法をとったとしても豊臣が勝つ筋目はあったようには思えないのだが。歴史解釈は時代と共に変わっていくし、それを上手く取り入れているということなのだろうけれど。

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159 | | 2023-12-02 00:32:11

秀頼はなんとも喰えない男に成長したね。秀吉が存命ならもしかしたら豊臣が栄えちゃったかもしれないと思わせる頭のキレがある。対して秀忠は凡庸で頼りない。だからこの秀頼を脅威と感じて大阪の陣へと流れるのはアリだと思った。鐘の件は豊臣がわざとやった感じなんだね。でもそれでは飛んで火に入る夏の虫。茶々は徳川に本気で勝てると思っていたのかね。そこら辺の爪の甘さは女だからなのか?美しく成長した千姫が悲劇の姫になる日が近くて不憫だ。

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160 | | 2023-12-04 11:58:04

大砲、いわゆる大筒はすでに戦国末期には登場しています。大坂の陣では豊臣方も大砲を持っていました。ただ徳川方は威力が強力になっているものを使っただけで、秀忠が「こんなの戦ではない」と言うほど、残虐かつ特別な戦法ではありません。それなら鉄砲の方が劇的に戦を変えた筈です。だから家康を戦乱の世を終わらせる必要悪みたいな描き方をするのは、ちょっと違うと思います。ダークサイドを抱えた主人公というのは「鎌倉殿の13人」の北条義時を意識し過ぎではないでしょうか。また大野修理は確かに淀殿に近い者であり、大坂方の重要人物だけど、 関ケ原では東軍に属しているなど、そんな単純な人物像でありません。主戦派は彼の弟の治房など秀頼近習の戦を知らない若者と、一旗揚げたい浪人衆で、修理はむしろ現実を見て、何とか豊臣の家だけは残そうと奔走していた人物。史実として不明な部分をフィクション化するのは歴史ドラマの醍醐味だし、とても良いと思いますが、研究が進んでいるところを必要以上にフィクション化するのは疑問です。

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161 | | 2023-12-04 19:47:06

秀忠には弱いままで居て欲しい、戦の仕方など知らなくても良いというのは家康の大きな親心なのだろう。それに、この戦が終われば平和の中の政治というものが必要となる。それは今までの世の中の仕組みとはまるっきり違うはずで。だからこそ弱いことを認められるままの秀忠で居て欲しいのだろう。それに、どちらに転んでも恨まれる戦になるのは確かで。それは太閤びいきの世間的からも千姫からもである。だからこそ、秀忠を矢面に立たせるわけにはいかなかったという判断はなるほどと思わせる。茶々が千姫を守るというのは驚いた。たしかに憎い家康の孫ではあるけれど、自分の姪でもある。こんな描写があってもいいかもなとは思った。ただ、結構主要人物が出てきていない気がするのだけれど、今後の交渉の場面とかナレだけで済ますつもりだろうか。

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2
162 | | 2023-12-10 12:45:13

秀忠に戦の仕方を教えなくていいというのはこの後の世の中を知る人たちにはすんなり受け入れられるワードかもしれないけどまだ天下泰平の世がなされていないこの時期では随分思い切ったワードじゃないだろうか。自分が治めてもそれが何代も続くなんて知る由もないのにそのセリフは違和感があった。長引く戦いの末に城に砲弾を打ち込む場面では城にいる千姫を思ってやめてほしいと止める秀忠をこれが戦だと説く場面も今の世の中に訴えかけるように聞こえた。歴史をドラマにするのが大河ドラマだと思うが、今の世の中の視線を入れすぎると途端にどこを向いているのか分からなくなってしまう。何を見せられているのかわからない。

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8
163 | | 2023-12-11 12:08:35

お市の方と淀殿という母娘が、共に家康に惹かれるという構図が先にあって、それを骨子に作られたドラマなんだなという感じがした。家康と淀殿は26歳差。まあ家康より年寄りの秀吉の愛妾だったのだから、無くはないという判断だったのだろうけど、戦国の落とし子として家康と50歳差の豊臣秀頼まで一括りにしてしまうのはどうなんだろう?人生50年時代に新しい世のため孫くらいの年代の秀頼を道連れというのは無理がある。千姫もあの構図だと淀殿二世になってしまう。戦国の残滓のひとりとして、千姫自身も淀殿と共に散るのならこれでもいいけど、史実は生き残るのだから、これはちょっと違うかな。もっと新しい時代に生きる者たちの姿も描いて欲しかった。それを千姫に託す方が物語としてはよかったと思う。また大詰めにきても松本さんの演技にはどうにも違和感がある。老け役の問題ではなく、たとえば達観とは諦めではないし、道連れにしようという思いは荒ぶる戦国武将そのもの。熾火のように燃え残った炎みたいなものを感じさせて欲しかった。あれではまるで出家した坊主だ。

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6
164 | | 2023-12-11 14:08:12

和睦交渉の場面で突然出てきた大蔵卿局。しかも大竹しのぶさんで、セリフなし。意味があるのか?初も初めて出てきたし。それぞれがどう関わり合いがあってあの場面で出てきたのかがないと唐突すぎる感じがする。茶々が拗らせて家康を恨んでいるのは元々わかっていたことだけれど、回想シーン入れたことで更に危ない人な感じが出てしまって、ちょっと残念。せっかく家康からの手紙で心が溶けたと思ったのに、まさかの秀頼が茶々の悪の部分の純粋培養のようで怖い。でも秀頼って戦に最後まで出なかったんじゃなかったっけ?乱世に命燃やすは違和感しかない。浪人たちの気持ちを汲んでの覚悟とかの方が良かったような気がする。

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5
165 | | 2023-12-16 15:35:50

これはドラマだしいいんだろうけど秀頼のメイクが濃すぎて歌舞伎かなにかを見ている気分。六文銭持った真田なんてもはやアニメのキャラみたいだったもんね。薄暗い中ではあれくらいしないと役者さんの表情が見えないのかもしれないけどなんかすごいよね。そんな中でも茶々の揺れ動く気持ちだけはすごく伝わった。秀頼の戦への決意を聞き裏の大人たちが涙する、この瞬間に運命を共にすることを決意したかのようでとても切ない。ただこの子をモンスターにしたのは茶々。2人が一緒に死ぬ運命が自然に描かれていたのがよかった。

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2
166 | | 2023-12-18 11:20:03

まず秀頼も淀殿も大坂城の天守で果てたのではありません。史実が明確な以上、ドラマ上の見栄えだけで天守を枕に死ぬという演出はいただけない。また淀殿の最期の言葉だけど、現代社会を風刺する意図もあったのはわかるが、それならば淀殿が現代人につながる行いをしていて、なるほどリンクするなと思わせるものが先にないと、あまりに唐突。そして家康の最期をああいう穏やかなものにするなら、その穏やかさが救いとなるくらい、熾烈で過酷な人生でないと効果は薄い。正直、この家康がそこまで過酷だったとは感じない。それはエピソードもだけど松本さんの演技力の問題もある。たとえば大阪夏の陣で真田と向き合った時などは、老齢で身体は動かなくとも、真田を呑み込まんばかりの、修羅のような迫力が欲しかった。その修羅の道から父親を開放するために、秀忠が代わって千姫に秀頼は助けないことを宣言するから、秀吉と秀頼、家康と秀忠という父子の対比構図も生まれる。総評として言えばゲームとかマンガ的すぎる。史実は無視し、フィクション部分は現代的にデフォルメし過ぎ。いっそ架空戦記ものにした方がよほど良かったかもしれない。これなら隆慶一郎の「影武者徳川家康」を大河ドラマ化した方がはるかに面白いと思う。

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7
167 | | 独眼竜 | 2023-12-18 23:22:32

豊臣秀頼と淀殿が自刃した場所は天守ではない。山里丸跡に、この付近豊臣秀頼・淀殿自刃の地という石碑が立っている。
秀頼のメイクは病人にみえる。
淀殿の「これから日ノ本はつまらない国に・・」云々、現代社会の不満に思っていることを脚本にとり入れても、時代が違うんだから違和感が強いし、どうせなら台詞なしの方がよかったのでは・・。

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168 | | 2023-12-19 12:01:11

先に亡くなった愛すべき人たちが、最後の時に迎えに来るのはありがちな設定だけれど、ずっとあそこから見守っていたということを言いたかったのかもしれないが、せまい扉の中から出てくるとかもちょっと興ざめだった。回想チックな鯉のくだりも家臣団との関係を描いているのだろうけれど今更くどいし蛇足だと思う。あんなに長々とやらなくても良いと思う。家康にとって、信康の婚姻の時が一番幸せだったと言いたいのかもしれないが、その場には一番最後の南無阿弥陀仏と書き続けなければいけないほど苦しかった時間を支えた人たちが誰もいない。最後の最後、覚悟を持って命を下した秀忠や、誰も寄り付かなくなった家康の世話をしていた阿茶局などの立つ瀬がない気がする。後半に向けて良くなっていただけにガッカリしてしまった。

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169 | | 2023-12-24 14:34:20

天下を取り世の中を安定した戦のない世の中にした家康の最期としてはなんとも寂しいものでした。それはなぜだったのか、幸せだった過去のあれこれを思い出すことでしか慰められないとしたら大変不幸なことです。穏やかでよくやったと言われる人生の最期を期待していたのでがっかりしました。淀君の最期もなんだか独りよがり、まず淀君を1人残して介錯人もなしとかありえないしつまらぬ国になるだろうというくだりはただの負け惜しみの呪いにしか聞こえなかった。なんだか残念な大河でした。

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170 | | 迫田まもる | 2024-01-03 14:04:04

ムロ、古田、松山がいなければ。残念。

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