正しいロックバンドの作り方

手の震えが止まらない時の恐怖感はこちらにも伝わってきて本当にかわいそうだった…。感情表現があまり上手くないから周囲に誤解を与えることもあったけど、バンドへの本気度は後半にかけてグッと上がってくる様子は盛り上がりに繋がったよね！

バンドリーダーの藤井流星さんの弟役として、凄く空気の読める、影でみんなを思っている、支えているところが見える演技がすごく素敵です。個性の強いバンドメンバーの中で普通の雰囲気がアクセントとなってまとめ上げているところが素敵です。兄弟愛も感じられて良いです。

父との思い出をおもちゃに託してひた隠しにしていたといういかにもな性格が出ていたエピソードでストーリーを一気に巻き返した感がすごかった！言葉数は少なくても雰囲気作りが上手い！バンドマンは親不孝なイメージがあるけど、今回をそれを払拭する感すらあったよね。

前回の恋愛相談あたりから次第にメンバーにも少しずつ笑顔を見せる場面が多くなったように思えて少しほっとしてるよ。人の顔を見るよりもスマホの画面を眺めている方が長いんだけど、大事な場面で正確な情報をキャッチする敏腕さが今回も功を奏したね！

人の恋路をグイグイとサポートする時の勢いはバンドでは見せないエモさじゃない？急に何だよー！と言いたくなるキャラ変に割りと驚いた他人も多いのでは？台本どおりにはいかなかったけど結果オーライな展開を導いた立役者じゃん！

兄でありボーカルのシズマとは全くもって全てが正反対のさとり世代代表？という感じの佇まいで人との間に壁を作りたがるよね。そのどことなく遠慮がちな雰囲気とは裏腹に篤いものを伐ちに秘めているんではないかと思う。じゃないとバンドもやらないよね。何気にスマホで有益な情報を引き当てる有能ぶりが光った！