SHERLOCK(シャーロック)4

シリーズ大好きでずっと観ていますが、今回もとても見ごたえがあって素晴らしかったです。現代の話に置き換えてますが、原作のストーリーもほど良く織り交ぜたりしていてコナン・ドイルへのリスペクトが感じられてステキです。毎回、展開がとてもスピーディーなのでながら見は出来ないですが、息もつかせぬというかハラハラドキドキストーリーが本当に面白くて引き込まれます。

全3話だったが、今回の毎話ごとに衝撃の事実で終わって次の週までそわそわ続きが気になった。今回は推理をするというより、シャーロックの過去をほじくるというか、辛い部分が突然出てくるというか、悲しみからスタートしてモヤモヤでおわるっていうなんというか釈然としないシリーズに思った。ワトソンの愛しい奥さんはなくなってしまったし、シャーロックの妹の出現によってシャーロックも過去を現実に突き出されたからかなと思った。あの妹の気持ちはやはりどうしても理解できないし、許せない。

長らく待たされたSHERLOCKの最新シリーズとして期待していましたが、なんだか遂にファイナルシーズンみたいな終わり方をしてしまったのが悲しいです。

主役の二人が売れっ子過ぎてスケジュールの確保が難しいというだけではなくて、もうストーリーのネタがないのかもしれませんね。まだドラマに使われていない原作の事件は残っていても、シャーロックとジョンの二人がただ普通に事件を解決していくというだけならばSHERLOCKでなくてもいいかなあ、という気になりますし。

そんな風に終わってしまう寂しさが大きいですが、ここまでの全12話は全て面白かったので感謝しています。いや、まだ本当に完結したかどうかは分からないんですけどね。映画などで復活してくれるならば大歓迎です。

シリーズも大分長くなっているが、毎回、飽きさせない展開を維持しているのが凄い。だんだんと、原作のシャーロックホームズのイメージから離れていく部分があるが、その中でも、根本的なイギリスの雰囲気や人物像は守られながら、シリーズが続いているのが凄い。

SHERLOCKシリーズは、すべて大好きで4をとても楽しみにしていました。今までのシリーズと比べて、シャーロックとジョンの掛け合いは少なく、笑いは期待できませんが、ミステリーとしての面白さや、映像のかっこよさは健在です。

シャーロキアンにも胸を張って薦められるホームズリメイクドラマの良作です。ブログとかスマホとか現代に落とし込んだことをちゃんとうまく使っているのにホームズの世界観のカッコよさもがっつり表現されている。リメイクでもなく原作を無視してオリジナルにしちゃってもいない。こういうの見たかったっていうポイントを狙い撃ちしてくれています。