ブギウギ

2024年1月期 2023年10月期
総合評価: 3.92 / 5.0 (回答者数62人) 287 位 / 1016件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79%) 337/1017件中
キャスト 4.3 /5.0(85.4%) 311/1017件中
演出 3.9 /5.0(78.6%) 326/1016件中
音楽 4.1 /5.0(82.6%) 141/1017件中
感動 3.9 /5.0(78.6%) 108/1012件中
笑い 3.2 /5.0(63%) 362/1012件中
スリル・興奮 3.6 /5.0(71.2%) 308/1009件中
245コメント
44 | 2023-11-06 12:50:53

この朝ドラってちょっと面白いなと思います。いつものように月曜の問題提起があって週末に解決する流れではないし、ツヤと鈴子の親子の問題もお互いどう思っているかとかお互いにぶつける場面がないんですよね。それもなんでもスッキリさせる朝ドラには珍しいかなと思っています。今日の鈴子を送り出す万歳もそう。みんなが同じ考え方や行動をしないのが新しい。ちょっと?と思うこともあるけど、元々人間なんてその人の数だけの考え方がある。こうあるべきと頭が硬くなってきたからこうやって緩めてくれるドラマは面白い。

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1 | | 2023-10-02 13:42:13

笠置シズ子さんがモデルだそうですね。晩年に「家族そろって歌合戦」の審査員としてとか、水戸黄門のゲストとか、歌番組などで拝見した記憶があります。今でいうシングルマザーで、一途に亡くなった旦那を慕っていた人でもあります。となると草彅さん演じる羽鳥は服部良一さんがモデルということになりますかね。幼少期のスタートですが、義理と人情という話がでていました。今の時代は義務と無情の時代だし、まずは日本人が忘れてしまった庶民文化が描かれるのを楽しみにしています。まだ評価は難しいですが、期待を込めて、ちょっとだけ高めに評価しておきます。

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33 | | 2023-10-27 13:45:32

予想通りというか、当然の流れというか、鈴子の方が花田家の実子ではないとわかりました。それにしても普通、養子って貧乏な家からお金持ちというのはよくあるけど、鈴子の場合、治郎丸家の方がはるかに裕福だし、お金持ちから貧乏な方へというあまり聞かないパターンです。何やら複雑な事情がありそうですね。でもそれでギクシャクしてしまうほど、鈴子は花田家で愛されていないわけではないし、すべてを呑み込んで笑い合えるだろうと期待したいです。

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45 | 2023-11-06 17:25:37

スズ子の新しい旅立ち、いよいよ東京です。今も昔も、東京はエンタメの中心。ということは幾多の才能が集まるところでもあります。スズ子はもちろん美月も良き才能と出会い、良い刺激を受けるといいですね。下宿先に住んでるという男子学生が気になりますが、とりあえずは服部良一をモデルとした羽鳥との出会いで、スズ子の歌がどう変わっていくのか気になります。大阪には今も妙にブルースを感じさせる土壌があるし、羽鳥のジャズな感覚とどう化学反応を起こすか、そこがスズ子の見せ場になるでしょう。初対面の不愛想な江戸っ子っぽい(でも江戸っ子じゃないかも)屋台のおじさんともすぐうちとけられるスズ子だし、東京でもうまく馴染んでいくだろうと思います。

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87 | 2023-11-30 10:21:10

とうとう楽劇団が解散か。やはり芸術やエンタメは平和であってこその世界なんだと思う。当然、戦争など悲惨なことを表現することも含まれるのだけれど、それを発表するには平和で穏やかな世界でないとダメだということ。スズ子はこれからどうするのだろう。どうしようもないお父ちゃんを抱えて身動き取れなく見える。お父ちゃんはスズ子がいろいろな束縛の中で戦いながら舞台を続けていたことを分かっていたのだろうか。悲しみに浸る暇もなく、世間と警察とに縛られて思うように活動できていなかったこと、もしかしたら警察に捕まったことで初めて知ったのではと思ってしまう。このこときっかけにお父ちゃんが少し立ち直ってくれることを祈る。

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152 | | 2024-01-15 21:12:05

小夜ちゃんはあのまま出て行っちゃって音信不通は少し心配。マネジャーの山下さん。今までやり手だとは言われていたけれど、なるほどスズ子を上手くのせるあたりとか本当にやり手だったのだと感心する。タナケンとの共演は羽鳥先生推薦の話で、誰も良いも悪いも言えない感じが羽鳥先生の当時の影響力を物語っているようで。その様子もコミカルに描かれていて、これからスズ子の喜劇が始まるのだ、どんな曲が聞けるのだろうかとワクワクしてしまう。

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169 | 2024-01-28 11:17:39

あのさ鈴子も愛助もいい大人なんだよね?しかも同棲何年目よ?することしてるんだから子供くらいできるでしょ。もしそうなったらの話し合いをしてなかったのかね?今更心配してるのがおかしく感じる。愛助の一生懸命な愛に気づかないふりをしていたけど、もっと早くから結婚したいって言うべきだったし動くべきだった。それが無理な相手と一緒にいられるだけでいいと思っていたならててなし子覚悟で産むしかないだろう。今のドタバタはお母さんが怖いからなんて先延ばしした結果にしか思えない。

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225 | 2024-03-13 14:05:18

おっと!NHKに捜査一課長が登場だ!これはびっくり。まさか朝ドラに刑事役で内藤剛志さんが出てくるとは。それだけでテンションが上がりますね。さて愛子の誘拐騒動ですが、犯人はあの子の父親か。当時は何歳で終戦を迎えたか、親の状況などで人生が大きく違う。親が内地で軍のお偉いさんや物資関係の部署だと、物資を横流しして大儲けした奴もいれば、教育も受けられず浮浪者になるしかない人もいた。時代と言ってしまえばそれまでだけど、平和でないと国も国民も富まないということ。果たしてどんな顛末になるのか。

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183 | 2024-02-08 00:09:54

久しぶりの梅吉さんの登場、鈴子が子供に戻る瞬間があってよかった。そう思いつつも親がいることの安心感とせわしないさがよく出ていました。誰かの手があって嬉しいと思いつつもペースを乱されるからストレスも溜まる。産後あるあるだなと思って懐かしくなりました。そしておでん屋のおっちゃんや大家さん夫婦の話題も出て懐かしかったです。ただあれからその3人とは一度も会えてないのですね。戦後はそんなことがたくさんあったのでしょう。いつか元気な姿を見れたらいいな。

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2 | | 2023-10-02 23:09:13

らんまんロスを引きずるかもと思っていましたが、全然テイストが違うしパワフルな歌唱シーンから始まったので気持ちが切り替わりました。子供の時からお勉強は音楽や体育が大好きでお裁縫より日舞が好き。やっぱり一流になる人は子供の頃からしっかり素質があるんだなと感心。そこに義理と人情という情操教育があれば向かうところ敵なしでしょう。40代の私でも聞いたことのある歌なのでお年寄りにはより懐かしいでしょう。劇中に出てくる歌も楽しみです。

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105 | 2023-12-12 14:52:18

愛助との出会いは、六郎を思い出させるところがあるし、戦争で歌を自由に唄えず、楽団経営も苦しい中、スズ子にとって大きな支えとなる出会いになるのでしょうね。疎開する子どもにむけて歌う「ふるさと」は、誰にとっても頼る心のふるさとでもあったのでしょう。それにしても小夜には困ったもんです。育ちが悪いから他人を疑ってしまうって、別に育ちが悪い人みんながそうではない。もっと素直に謝れるようにならないとね。余程そちらの方が育ちが悪いと思われるもとだと思います。

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153 | 2024-01-16 14:13:23

秋山が再登場です。歌劇団のみんなの消息が知れて良かったですね。不幸もあったようだけど、あの時代としては幸運だった方でしょう。日本の喜劇王との共演もすごいですが、いつかまた秋山とも共演できるといいですね。問題は小夜です。パンパンなんて言葉、何十年かぶりに聞きました。昔は派手な格好をした女性がいると、戦後すぐを知っている世代の人が「パンパンみたいな格好して」と苦い顔をしていたものです。小夜はそういう派手な洋装ではなかったし、良くて本当の恋愛、悪くて現地妻という感じかな。何にせよちょっとスズ子に対して不義理が過ぎるよね。話くらいはすべきです。

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184 | 2024-02-08 07:36:49

久しぶりのお父ちゃん登場!相変わらずの底抜けの明るさと、ちょっと間が悪かったり抜けていたりするのがホッとする。このところの息の詰まる展開が苦しかったから、やっと息ができたような気分だ。スズ子も好きなこと言えて、軽口でずいぶんと気分転換になったのではと思う。お風呂の後のスズ子のすっきりとした表情が印象的だった。孫よりも子どもの方がと言われて、きっと心が温かくなっただろうし明日からの力になるだろう。いよいよ羽鳥の新曲も降ってきて、スズ子の声で聴くのが楽しみだ。

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244 | 2024-03-29 00:43:48

羽鳥先生とのやりとりに丸々一回分使うなんてとても贅沢で見応えがあった。まりさんが少し前に2人のことを嫉妬してしまうと言っていたけどそうだろうなと思った。まりさんとの絆とは違う土俵で2人のしっかりした尊敬や絆を見ることができる。まりさんは鈴子にはなれないし、その逆も無理なのだ。ここまで運命の人に出会えることは奇跡だと思う。明日はいよいよラスト、またまた圧巻のパフォーマンスが見らるのかと思うと今からズキズキワクワクしている。

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19 | 2023-10-17 13:45:04

才能って、それを見つける側の問題もある。よく引き合いにだされるのは画家のゴッホだけど、彼は生きている間にはまったく評価されなかった。すでに描かれていた彼の絵が変わるわけはなく、ただ単に見る側の評価が変わっただけ。弟のテオのような理解者がおらず、絵が処分されていたら、ゴッホの偉業はなかった。だから大和が言うように続けることが大事なのは、本人の才能をより磨くのと同時に、誰かが才能を「発見」してくれるかもしれないからというのが正解なんだと思う。才能という言葉に振り回される人は、そのことを理解するといい。

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107 | 2023-12-13 07:43:48

小夜ちゃんは周りに影響受けやすいタイプなのかな?スズ子の有名になっても天狗にならない実直さではなく、調子が良くがめつい五木にそっくりだ。初登場でもボンと呼ばれていたし、宿屋のお代の半分も支払ってもらっておきながら泥棒呼ばわり。軍関係と思われる人から敬礼されて、感謝されていると言われていてもまだ悪態をつく。自分で育ちが悪いと言っていたけれど、それだけではなくて周りに合わせたりできなくて、今までもたくさん失敗してきたのだろうと想像してしまう。乗り合わせたお嬢さんのために歌われたふるさと。こんなに素敵な曲だったんだなと改めて思った。

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154 | | 2024-01-16 20:16:34

小夜ちゃんって結局なんで鈴子のところからいなくなったの?サムに歌手を目指してるんでしょ?って言われて、ハッとしたような顔をしていたからその目的を忘れて甘んじていたのを恥じて出ていったのかと思ってた。それで心機一転歌手を目指して努力してるとかなら応援したかったけど、サムとの恋愛に走っていただなんてどこまでも自分に甘くてがっかりよ。あの無言の圧の強いタナケンさんにでも会わせて性根を入れ替えてほしいわ。

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125 | 2023-12-25 07:33:01

トミさんはさすがの貫禄で、みなまで言わなくても必要なことだけ言う。あれだけ言えばスズ子には通じるとわかっていたのでしょう。それでも、恋愛は理屈ではないから貫きそうで。空襲の中、厠から出れないスズ子に愛助は必死で声をかけてた。戦争も日常の中だから、こんなこともあったのかもと思ってしまう。カラダの弱い愛助がスズ子を抱えて走って逃げる姿に、本当に必死に生きていたことや2人の強い思いを感じた。とうとう変な咳の正体が。まだまだ死の病。養生できる時代でもないし、つらいな。

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126 | 2023-12-25 07:41:55

愛助母に呼び出されて、話しを聞いて、中身がわかったスズ子と任されたと思った愛助の差。それは年齢の差でもあり、経験の差でもあるだろう。お母さんの思いを知ってもなお一緒にいたい2人。切迫した時代が余計に2人の気持ちを盛り上げてしまっている側面もあるのかも。いよいよ本土空襲が始まって、警報に怯える生活になっていて。きっと物もより手に入りにくくなっているだろう。かねてから咳をしていた愛助だけれど、やはり結核のようだ。時代が時代なだけに、やはり史実どおりになってしまうのか。

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196 | 2024-02-19 14:37:30

せっかく再会したタイ子が大阪に戻ってしまうのは、スズ子にとってもちょっと寂しいですね。今で言うママ友に近い存在になれそうだったしね。案の定、愛子は地味にやんちゃだけど、子どもがちょろちょろするのは仕方がない。小さな怪我も当たり前のこと。スズ子はちょっと神経質になりすぎかもしれません。でも女ひとりの子育てだからそうなってしまいがちなのもやむを得ないかな。だからこそせめてお手伝いの人を雇えばいいと思うんだけど、責任感がそれを許さないんだろう。頑なさが少しだけでも和らぐ誰かがいればいいんだけど。

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46 | 2023-11-07 13:57:19

緊張している状況で、反射的に投げキスへ飛びつくなんて、スズ子は大物だww。普通なら大人の男性でも間違いなく緊張して言葉を呑み込み、身体はがちがちになってしまうところ。松永はそんなスズ子の度胸とかノリの良さも評価したのかもしれませんね。羽鳥がやろうとする新しい音楽や楽劇団が目指す新しい舞台、それらを成功させるには、彼女くらいのテンションやパワーがないと難しいのでしょうから。ここから羽鳥とのコンビでどこまでぶっ飛ぶのか楽しみです。

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197 | 2024-02-19 18:22:32

鈴子も自分の手元に置いて愛子を育てながら仕事をしたいと本気で思っているのならば、お金もあるんだろうしなんなら経費で愛子ちゃんのお世話係を2、3人雇ったらいいのにと思いました。自分の我を通すことも信念を貫くことも否定はしないけど、それ相応の気遣いと愛子ちゃんの安全を確保できる体制をとらないと使い辛い女優だと敬遠されてしまうと思います。歌も売れて少し天狗になっているのかな。今のままでは誰も幸せにならないでしょう。

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47 | | 2023-11-08 07:28:48

東京編が始まって、また個性的なメンバーが出てきた。みんな総じて笑顔だけれど、何を考えているのかわからない人もチラホラ。大阪編でもUSKのレヴューが本格的で素晴らしかったので、東京編でもどんな舞台が見れるのか楽しみだ。ダンスも曲も華やかだろうなと想像するだけで楽しくなる。ただ、時代が時代だけに、戦争の影がチラチラ見え隠れしているのは気になる。ジャズなど敵性音楽だろうし。それでも男女混成のミュージカルへのワクワクした思いや空気感を、大星さんが体現していて心が軽くなる。

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127 | | 2023-12-25 12:20:43

愛助は元々結核で、治ったと思っていたが、戦争下の栄養状態の悪さから再発した感じなのだろうか?結核という病気がどういうものかを知っている愛助が、大切に思っているスズ子にうつしてもよいと思っているわけもなく。気持ちが通じ合っている幸せな時に再発は本人にとっては認めたくない出来事だっただろう。それでも態度の変わらないスズ子にすまないと思うと同時にとても嬉しかったはずだ。治ったらというのは闘病のモチベーションにつながる。あの坂口にも心通じて、少しでも幸せな時間が続きますように。

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3 | 2023-10-03 18:04:42

この時代、妾に対する偏見は根深いものがあったでしょうね。実体験として1980年代でも、妾へのいろいろな偏見があり、その頃つきあっていた女のコについて、わざわざあのコは妾の子だぞとささやいてくる阿呆がいました。アホといえばアホのおっちゃんですが、何か過去がありそうですね。まあ昔は何している人なのかよくわからないおっさんって街にひとりはいましたけど。鈴子の母親も彼女の出産の頃に何か秘密がありそうなシーンがありました。そして歌劇団の存在を知った鈴子。まずは銭湯で練習でしょうか。

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185 | 2024-02-08 15:18:29

仕事に関しては前例なんてと豪語するのに、子どもの世話をしながらという提案には前例がと弱腰になるシーンは、皮肉が効いていました。ドラマでは描かれていませんが、当時とすれば未婚の母は理由など構わず批判の対象になっていたからね。まあ少子化が叫ばれる今でさえシングルマザーに世間は厳しいのですが。今後、スズ子を蔑むようなシーンがあるのかないのかわかりませんが、なくてもそれはスズ子が周囲の人に恵まれていたということ。いずれにせよ大事なのは、そうやってスズ子がひとりの女性として自立しているということなのでしょう。

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88 | 2023-11-30 14:07:53

「湖畔の宿」がダメで「蘇州夜曲」がOKだというのは、曲調うんぬんよりも中国に侵攻している日本軍の行為を、中国の蘇州の歌でちょうどよく柔らかく覆い隠してくれるかもという軍の思惑があったのだろうね。作った羽鳥たちにその意図はなかっただろうけど、羽鳥はその思惑に気が付いているからこそスズ子に歌わせたくなかった、という深読みも出来そうです。梅吉のケンカもおそらく原因はスズ子に対する悪口か何かを聞いたのだろうと推測します。警察も無駄に偉そう。国家権力が威張る時代はロクな時代じゃないのがよくわかります。国とか地方とかの首長や議員が偉そうな今の時代も、どんなものなのかと考えてしまいます。

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128 | 2023-12-25 15:47:37

当時、結核は感染力は強くないとはいっても死病のひとつだし、長期療養という名目で、サナトリウムに隔離されるのが定番でした。堀辰雄とかサナトリウムを舞台にした文学がひとつのジャンルになるほどだからね。もし感染すれば死に至らないまでも、歌手であるスズ子にとって肺をやられるのは致命的。そんなことは承知の上で献身的に愛助の看病をしているのだから、あの坂口でも心を動かすでしょう。栄養状態がよくない戦中だけに、体調が心配ですけど、二人にとってはたくさん話し合い、触れ合える時間でもあるし、良い方に気持ちを向けて欲しいですね

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213 | 2024-03-01 18:46:56

自力で柴本の信頼を勝ち取ったスズ子。本当なら山下がちゃんと指導すればいいんだろうけど、昭和の時代は「習うより慣れよ」が普通で、社員研修なんてほとんどやらなかったからなあ。就職には今よりもコネが大きかったし、だから雇う側も雇われる側も仲介してくれた人との関係もあって辞め辛かった。終身雇用が成り立っていた背景にはそういう事情もある。何にせよ未来ある若者をプロの魂で揺さぶり、行くべき道を示したんだから、格好いいし、大したもんだと思います。「買い物ブギ」は今聴くと、ラップ的な要素があって格好いいですよね。

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245 | | 2024-03-30 11:34:39

スズ子の最後のコンサート、最初はしっとりと、そして彼女らしい弾け方に変わるところなど、本当にご苦労さまと言いたくなりました。何よりも演じる趣里さんのお母さんである伊藤蘭さんがキャンディーズを解散した時の、ラストコンサートと重なるようなシーンもいくつかあって、かつてキャンディーズを愛した人たちにとっても、何だか嬉しくも懐かしい感じがしました。佇まいや雰囲気など、やっぱり母娘なんだなとしみじみ思いました。全体を通しても、とても面白い朝ドラでした。それぞれの役者さんはもちろん、脚本も演出も気が利いているところが多く、羽鳥さん、いや服部さんの音楽も素晴らしかった。拍手です。

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155 | 2024-01-17 14:16:10

どうやら米兵サムは本気で小夜と結婚するつもりらしいですね。まあ遊びじゃなかったのは良かったとしても、アメリカ本土で日系人は戦争中に強制収容所に入れられた経緯もある上、人種差別も激しい国。小夜は何でもはっきり口にするタイプだから、アメリカでも負けずにやれそうな気はするけど、スズ子の寂しさとは別に心配にはなります。そしてスズ子の芝居の方だけど、どれだけ技術のある芝居をしても、観客が喜び、感動しない限り、それは上手い芝居であって良い芝居とは言えません。タナケンもスズ子には良い芝居の方を期待しているから、何も言わないのかもしれません。

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186 | 2024-02-08 21:39:56

ドキドキではなくてズキズキワクワク。ズキズキというと心の痛みも感じるし、充分にズキズキしたスズ子と日本のすべての人の復興ソングというのはわかる気がする。ズキズキの後にはワクワクがあると思えば頑張れることもある。この復興ソングをスズ子が歌うのは必然かもと思った。そして米兵の前で録音というのには驚いた。ノリノリの米兵たち。でもその時にスズ子の歌声が流れず、ちょっとお預け気分もたまには良いかも。いよいよ舞台練習が始まった。スズ子のこれまでを考えると愛子ちゃんをそばに置いておきたいのはわかるけれど、さすがに面倒見てくれる誰かを付けないとあの時代のおじさまたちでは無理が来るだろう。

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65 | 2023-11-20 07:06:13

スズ子の本当に大切なもの、原点ともいうべきは歌って踊るのがたまらなく好きだということ。松永への思いでふらついたけれど、その好きなものが思いっきりできる環境こそ大切だということなのだろう。母の治療費の心配はもっともだし、それで判断の変わる人も当然いる。でもスズ子はそうはしなかった。それは母がどういうことを大切にしている人かということも当然関係あるだろう。センチメンタルダイナ。前半と後半でずいぶんと曲調が違う。でも今のスズ子にとても合っていると感じた。汽車の中の秋山のタップも素敵。それぞれがそれぞれを応援しているようにも見える演出で、舞台に没頭する形とはまた違った感動があった。

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108 | 2023-12-13 14:26:20

大阪の銭湯の人たちも、梅丸の三人+ひとりも、みんな元気で良かったです。特に当時の徴兵は40歳までだから、もしかしたら誰かと思ったんだけど、とりあえず大丈夫みたいですね。まあ1945年には上限60歳になるから、まだ安心はできないけど。愛助は邪魔者がついてくるけど、良かったですね。とはいえスズ子の判断も当時としては妥当なところでしょう。毎度のことだけど小夜はうるさい。他人の恋路を邪魔するのは無粋ってもの。まあそんなのわかるほど、大人ではないしね。せいぜい周囲の目からの壁になってくれれば。

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170 | 2024-01-29 14:15:09

「ジャズカルメン」、なかなか良いですね。まあ、言うほどジャジーじゃないのは、昭和時代には「ブルース」とタイトルがついていても、ちっともブルースじゃない曲もあったし、ご愛敬というところでしょう。一方では愛助がトミにはっきりと厳しい口調で自分の主張をしました。親子だからこそ、もっと早くにしっかりと話し合っていれば良かったんだけど。とにかく自分の家族観を子どもに押し付けるのはダメ。家族の在り方なんていつの時代だって、常に大きく変化しているのだし。ともかく一番の問題は愛助の体調ですね。

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198 | 2024-02-20 12:51:53

やっぱり子連れで仕事に行くって難しいのかなと思いました。愛子ちゃんだって慣れないところでストレスが溜まるだろうし、子供用にできていないところでは危険がたくさんある。鈴子だってそばにいることが安心とも限らず気もそぞろになってしまうだろう。茨田さんの方はこれがキリトリ記事というものか!と納得。いいように質問して答えを誘導して、自分の欲しい言葉だけを切り取っている。記者は茨田さんと鈴子を対立させて面白いものを書きたいだけ。おそろしいね。

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20 | 2023-10-18 14:05:54

才能という言葉にはある種の魔力がある。たとえば将棋の藤井くんのようにはっきりと勝ち負けでわかる才能ならいい。でも芸能の世界の才能は極めて曖昧。とにかく売れればそれが才能という面もある。何にしても梅吉みたいに呑み込まれたらダメ。好きだから続けるというのも真理のひとつだけど、続けられるから続けるというのもまた真理のひとつ。評価されるされないは他人に依存するしかないことだけど、やるやらないは自分の領域。奥さんのせいのように言うのは卑怯だと思う。歌劇団の方はあの世界恐慌でリストラするようだし、どんなに好きでも環境次第で続けられないこともある。だから、やり続けられることに感謝しないとね。

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171 | | 2024-01-29 19:04:15

愛助さんのいない正月でもさみしくないように山下さん訪ねてきてくれているのが優しい。マネジャーだから気を使うのが仕事とはいえ、きっと心丈夫だったのではと思う。スズ子の様子と愛助さんの様子が交互に映し出され、妊娠にも順調なスズ子と顔色悪い愛助が余計に対照的に見えて。トミさんも後悔することになるのに…と史実を知っているだけに思ってしまうけれど、やはり譲れないところもあるのはわかるし、大事な息子を取られるみたいな気持ちもあるのだろう。順番とか家とか暗黙の決まりごとが多かった時代だからこその辛さを思うと悲しくなる。

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109 | 2023-12-14 00:24:14

愛助がやっていた鈴子のルーツを探るように花湯に行って同じ空気を感じたいと思うことは今で言う聖地巡礼みたいなものなのでしょうか。まだ恋としてというよりも推し活みたいに見えますね。ただ家を訪ねちゃうのはちょっとだけ押しが強くて怖いかも。それもこれも六郎に面影が似ているイケメンだから許される所業です。花湯のみんなも梅丸のみんなもまだまだ戦争の暗さもなく元気でなによりでした。権兵衛さんに子供ができていてびっくり。鈴子の子供の時からいましたけど何歳の設定なのかと驚きました。

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199 | 2024-02-20 14:10:01

困った記者だけど、昭和の時代、芸能ニュースなんてまともに信じていた人はほぼいないし、今の文〇砲みたいのとはちょっと違ってた。週刊誌の影響力の違いというよりも、昭和の頃は受け取る側が芸能人のスキャンダルなんてエンタメと変わらないと思っていたからかな。タナケンの言うことはもっともだけど、映画が娯楽の王様だった時代だし、黒澤明を筆頭に予算やスケジュールなんて無視の映画人も多かったww。スタッフも演者より偉そうだったらしいしね。まあそういうことは置いといて、愛子の育て方とスズ子の仕事へのスタンスは考えなければならない大きな問題です。今も昔もシングルマザーの苦悩は変わらない。

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4 | 2023-10-03 23:39:09

鈴子が自分なりにいいことをしたくてタイ子ちゃんに告白を迫るけど断られてなんで?なんで?と聞くシーン、子供の頃にあったなーと思いました。みんな自分と同じように思うはずと思っているんですよね。それがうまくいかないからなんで?と聞く。そうやって他の人の思いを聞き視野を広げていく。大事なことだなーと感じました。それを同じ目線に立って分かりやすく諭すお母ちゃんも素敵。アホのおっちゃんのように生きづらさを抱えている人も許容する優しい世界。古き良きというのはこのことかね。

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110 | 2023-12-14 07:46:13

はな湯の面々が暗い世相の中、相変わらずの賑やかさ元気さで嬉しい。熱々先生だけは少し年齢が上だったから仕方ないにしても、この後の大坂がわかっているだけにいい時期に亡くなったと思ってしまう。まさかのアホのおっちゃんとアサさんが結婚していたり、短い描写の中にも息遣いがわかって。その中でもゴンベエさんが何者か分かった後もゴンベエさんとしても生きているのが素敵だ。USKの人々もちゃんと出てきて、こてこての大阪っぽさの中でも今の大変な状況がわかって。苦しい中にも未来を見ている人たちから元気をもらった。それにしても小夜ちゃんは好きじゃないわ~。

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48 | 2023-11-08 14:11:37

どこかで天海祐希さんが、男役は娘役が普通よりもより娘らしく演じてくれるから、男役が男に見えるんだと話していました。秋山も大阪ではそういう要素もあったけど、東京では本物の男性と向き合わなければならないのだから大変だろうと思います。スズ子も500回も歌うって、普通ならのどが炎症を起こしますよね。ともあれ二人とも恋とまでは言えないくらいだけど、ちょっとしたときめきを抱くことは、芸の肥やしになるかもしれません。それにしてもスズ子のお父ちゃん、郵便局にたくさん貢献してくれそうな勢いですww

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5 | 2023-10-04 18:23:06

昔も今も自分の頭で考えた事のない、想像力に欠けたドアホな悪ガキっていますからね。まあ貧しい時代には繊細な感性なんて育ちにくい。「貧すれば鈍する」ということわざは結構当たっています。また今は30歳くらいになっても自分探しをしている人もいるけど、この時代は小学校卒業の時点で将来のことを考えなければいけない。それは考えるだけでなかなか厳しいものがあります。もちろん考えるまでもなく、半ば強制的に働きに出されるケースもあったし、選べるだけ幸せな方かもしれません。鈴子だけでなく、果たして皆、どんな道を歩むことになるのでしょうね。

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49 | 2023-11-08 17:29:10

羽鳥さんは楽譜にすべて描かれていて、それをスズ子がどう表現するかを待っているだけという感じかな。初めて出会う音楽をいきなり表現しきることは無理というもの。何度も自分の中で繰り返すことで、徐々に自分に馴染んでいっている段階なのだろう。秋山も実際の男と男役の違いに戸惑っているようで、2人とも試練の時ですね。それでも松永の珍しく神妙な面持ちの「頑張って!」が、彼女たちの伸びしろを信じて連れてきたという真面目な部分が少し見えたような気がして。ただただ軽いだけの人でなくて良かった。

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200 | | 2024-02-20 20:45:37

今までいろいろありすぎて愛子ちゃんと片時も離れたくないのはわかるけれど、さすがにお守り役なしで仕事場まで連れていくと問題も起こるよね。まだ寝て泣いてしている間は山下さんでも何とかなったかもしれないけれど、動き回るようになったらあのお歳では無理がある。どこかでベビーシッターか家政婦かそういう人雇うしかないだろうね。信頼できるそういう人見つかると良いのだけれど。記者さんは何かのきっかけになるのかもしれないけれど、なんだか腹立って。

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227 | 2024-03-15 17:24:42

この誘拐未遂事件は実話を元にしている。ただ違うのは犯人が金を欲しがったのは、結婚するための資金欲しさだったこと。実際に子どもを誘拐された芸能人もいたし、残念ながら殺された子どもいた。経済格差が激しい時代だったというのもあるけど、単純にちやほやされて金持ちになった芸能人への理不尽な妬みも多かった。母と娘の成長を描くのは構わないが、誘拐事件に重ねるのはちょっと首を傾げる。愛子に友だちが出来ないのは、時代感覚の問題として、中卒で働く人も多かった時代だし、嫌でも子どもたちはいろいろ理解し、大人になるのが早かった。でも明らかに愛子は幼くて、無知だ。無垢と無知は違う。内藤剛志さんの登場はパロディとして楽しかったが、この週の全体的な内容はもうひとつかな。

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66 | 2023-11-20 14:03:06

六郎に赤紙(召集令状)が来ましたか。召集は陸軍だけだから、この時期だと出征するのは中国方面かな。いずれにせよこれは戦死フラグですね。いいコなのに。国のことって、私に置き換えるとおかしさがわかる。たとえば国の借金が私の借金でもあるというのはどこもおかしくない。でも国のために死んで来いを、私のために死んで来いと言い換えると、何様だと言いたくなるくらいおかしい。今みたいに自殺者が出たり、離婚者が出たりするほど好き勝手に言いたい放題も問題だけど、何も言えなくなるのも怖い。何にせよ極端に行き過ぎる時代は気を付けた方がいい。そんな教訓になります。

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111 | 2023-12-14 14:03:17

まあ今の時代でも女性が10歳(愛助曰く9歳)上で、しかも大きな会社の跡取り息子のボンボンとなれば、いろいろ言われてしまうでしょうね。いくら恋愛に年齢は関係ないとは言っても、まだ学生とアラサーの芸能人なんて間違いなくスキャンダル扱いされる。しかも100%女性の側がたぶらかしたと噂されるに決まってる。その上に戦中だし、こんな時節に何浮かれてるんだとも言われそう。一方で戦争のために産めよ増やせよと言ってるんだけど。だからこそこれが恋愛に発展するのなら、スズ子には本当に強い気持ちが必要になります。

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129 | | 2023-12-25 20:27:23

愛助の持病の悪化は戦時中で栄養状態も良くなかったからですかね。戦時中の話は暗く辛い話が多いですが、こんな時代だからこそ鈴子は愛助につきっきりで看病できる時間が持てる。平常時なら週刊誌に追われて大変かもしれないけどそれもない。幸せっていつどうあるか分からないものです。結核は死の病で移ることから隔離が基本、それを知りながらベッタリと離れない鈴子の熱意にやられたのでしょう。束の間の幸せはきっと忘れられない時間となる。その後を知っているだけに切ないですね。

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