ブギウギ

2024年1月期 2023年10月期
総合評価: 3.92 / 5.0 (回答者数62人) 287 位 / 1016件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79%) 337/1017件中
キャスト 4.3 /5.0(85.4%) 311/1017件中
演出 3.9 /5.0(78.6%) 326/1016件中
音楽 4.1 /5.0(82.6%) 141/1017件中
感動 3.9 /5.0(78.6%) 108/1012件中
笑い 3.2 /5.0(63%) 362/1012件中
スリル・興奮 3.6 /5.0(71.2%) 308/1009件中
245コメント
219 | | 2024-03-08 14:07:35

梅吉が亡くなり、スズ子は本当の母親であるキヌと再会しました。どちらも母娘だとわかっていても名乗れない二人の、ぎこちないながらも互いに何かを訴えかけるような目が印象的でした。愛子のあどけない質問で、スズ子が「マミーのマミー」と答えた後の晴れがましさ、そしてキヌの喜びと戸惑いに満ちた表情は、趣里さんと中越さんの名演技だったと思います。育ての両親は亡くなったけれど、生みの母がまだ元気であることは、スズ子にとってもひとつの支えになることでしょう。

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77 | 2023-11-25 15:53:49

相手が独身のままかどうかも確かめずに求婚までは流石にやりすぎ感はあるけれど、ゴンベエさんが名無しの権兵衛さんのままなのは気になっていたから、ツヤさんの置き土産と思えばまあ許せるかな。梅吉さんじゃお風呂屋さんは続けられないのは明らかだったし、思い出の場所も残るし。親子だから当たり前だからこそ感謝は要らないというスズ子と、当たり前だからこそお礼を言うべきという梅吉と。わかっていることではあっても口にすると思いはより伝わるし、何より間に流れる空気感が気持ち良い。六郎の大切な亀も首から下げて、紙吹雪自分で用意している梅吉さんが梅吉さんらしい。

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144 | 2024-01-09 14:27:06

ちょうどこの頃に父が生まれ、疎開先から戻るときに乗り合わせた人たちに希望の星のように言われたと祖母が良く話していた。その一方で戦災孤児の問題もあり、同じ幼い命でありながらその差を思う。何作か前の朝ドラでも少し触れられていたし、戦後の混乱を語る上でこの問題は避けて通れない。サラッとでも忘れないように触れてくれることは大事だと思う。夏に植えたじゃがいもも大きくなり、愛助の体調も良く体力がついてきていそうなのは少し嬉しい。いよいよ劇場も復活でスズ子の舞台が見れそうで嬉しい。

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220 | 2024-03-08 21:52:22

スズ子には強力な周りの人たちがいるから、このところ親の存在が薄くなりがちだったけれど、やっぱりお父ちゃんはスズ子の根本にたしかにいることを再確認できたこの話の流れはとてもスッと心に入ってきた。明るくて愛される性格は間違いなくお父ちゃん譲りのもの。ただそれだけでなく、産みの母との関係も愛子ちゃんに伝えることでスズ子の中で整理できたように見えた。かつて渡された時計が愛子ちゃんに渡されることで、いろんな人のいろんな思いも引き継がれていく様に思えた。

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236 | 2024-03-22 17:11:53

周囲の新旧対決なんて煽りとは関係なく、スズ子は存分に自分らしく楽しめたようだし、アユミはスズ子の凄さを目の前で見て、いろいろ納得したと共に、目標を越える気持ちが生まれたのではないかと思います。どちらも良い歌唱だったのではないでしょうか。まあ実際のところはアユミのモデルとなった美空ひばりが、その後大ブレイクしていくわけですが、天才はいつの時代も、出て来た時は異形の人です。好かれるのと同じくらいに批判もされました。それを暗示させるようなアユミのどこか不敵な感じと、その奥に感じる純粋さが、よく演じられていると思います。

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27 | 2023-10-23 13:55:40

アオイ自身はもちろん、大和も違う道を選んだとはいえ、共に自分の信念に従いました。でも股野の言動には信念がないと感じてしまう気持ちもわからなくはありません。でもたとえば信念をもたない信念とか、信念を振り回さない信念とか、そういうものもある筈で、それは大和が好きだからどうということではないと思います。むしろ好きなのに同調しなかったというところはアオイと同じです。だからアオイは股野を責めた形になりましたが、実は自分自身を責めたいというメタファーでもあるのでしょう。ちょっと切ないですね。

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97 | | 2023-12-07 13:36:48

歌の力、芝居の力、エンタメの意味を感じさせてくれました。「大空の弟」はスズ子の心情と羽鳥の反骨心が伝わってきます。羽鳥の歌詩には一聴すると戦争を高揚する内容にも思えますが、最後まで聴くとちゃんと軍部に対する皮肉が込められていました。こういうのが草の根になるのだと思います。そしてスズ子が真骨頂を見せたのはこの曲よりもその後でした。吹っ切れた彼女の歌は、本来の動きを制限されながらもこれまで以上に鬼気迫る迫力を感じました。それを見事に表現しきれる趣里さんはすごい。素晴らしかったです。

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120 | 2023-12-19 14:04:54

ようやく愛助もスズ子との交際を決断しましたが、楽団が良い仕事をしました。小夜は相変わらずうざいし、五木は胡散臭いけどね。ご時勢だとか、年の差だとか、大企業の跡取りだとか、これからいろいろと言われるし、大変なことや面倒なことがたくさんあるでしょう。でもこの時にしか味わえない、人生において二度とない時間を大切にしないとね。幸福は案外簡単に失われるものだから。それにしても、うまくいったこと、おでん屋の伝蔵さんに伝えたかったですよねえ。伝蔵さんもうでてこないのかなあ。

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164 | 2024-01-24 08:37:13

この時代、結核はまだまだ死の病で、周りもだけれどトミの心配は相当なものだっただろう。取り乱してスズ子や坂口に当たるのも少しはわかる。どうして無理させた、どうして気づかなかった。トミが言うまでもなく当人たちも後悔しているだろう。ただ、トミの与えたストレスだって関係していると思うのだけれど、ストレスが万病のもとみたいに言うのは近年の話だし。思わぬ形で愛助が大阪へ行くことになってしまってスズ子は不安でたまらないだろうなと思う。治すことよりも説得の方がと愛助が言っていたことも嫌な予感。

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98 | 2023-12-07 17:54:01

茨田さんが多くを語らないのがいい。少ない言葉でそれでいて様々な思いが含まれていることが感じ取れて。スズ子の歌う大空の弟。胸が締め付けられるようだった。涙を流しながらも思いがつまった歌声が遠く空に届くようで。梅吉さんが驚きと共に顔つきがしっかりとしていく様子からも、たくさんのものが伝わったことだろう。姉やんのことが大好きだった六郎はきっと聞いていたと信じたい。そして悲しみを越えた先の歌声は底抜けに明るく力強かった。

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40 | 2023-11-03 07:34:49

ツヤさんは香川でスズ子が本当のことを知ってしまって、そのせいで自分から離れようとしていると受け取ってしまったのかな?今までのスズ子の最大の理解者だった母とは違っていて、余計にスズ子の心の中が乱されている。知った上で母として今まで通り接してほしいと言いたいところなのだろうけれど、それもなかなか難しい所。六郎が家族だからこそ寂しいと思ったのだとフォローするのが優しい。あの大和さんが史実通り亡くなってしまった。スズ子たちの受けた衝撃は想像するだけでもつらい。

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205 | | 2024-02-25 22:27:02

鈴子は猪突猛進タイプだから子連れで仕事に行くのもなんとも思ってないんだろうな。だけどあの家政婦さんがいなかったら試写会にも連れて行く気だった?と思うとちょっと無神経かなと思いました。ただ過保護な思いは愛助さんの残してくれたたった1人の家族を自分1人で守る!という意気込みの表れだったのですね。それを思ったら今までよく頑張ったとも思いました。でもうちでしっかり見ていてくれるならその方が鈴子も仕事に打ち込める。やっと落ち着いて見れそうです。

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58 | 2023-11-14 14:28:38

戦争も近いし、六郎の甲種合格って、間違いなくフラグだよね。良いコなのになあ。この予想が外れて欲しい。ツヤの体調もやばそうだし。さて秋山もスズ子も難しい選択を迫られています。秋山に関しては、本人の気持ち次第かな。もちろん女性らしい格好は似合うし、可愛いけど、それはひとりの女のコとしての気持ちだしね。スズ子の方だけど、おでん屋の言う、義理も恋もまやかしだというのは深い。その通りだと思う。でも人はまやかしの中で生きているし、信じ続けるとまやかしも現実も変わらない。さて、どうなることやら。

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15 | 2023-10-12 13:58:05

ツヤの口ぶりからすると、鈴子は実子ではなくて、以前ちらりと出て来た病に伏している女性の子どもなのかもしれませんね。まあその辺りはいずれ語られるとして、とりあえず大事にされているのは間違いない。それなりに余裕のある家でないと、昭和40年代くらいでも病気したからって白桃なんて食べられなかった。黄桃の桃缶がせいぜい。ともあれ同期の3人がようやく本当のライバルとして、時に手を取り合える仲間として、向き合うことができるようになったのは良かったと思います。

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99 | 2023-12-07 23:24:46

15分のほとんどをコンサート場面に使い茨田さんが言うように歌手である鈴子もまた歌うことで悲しみ歌うことで癒されていくと感じた。昔美空ひばりさんが悲しい酒という曲を泣きながら歌っていたのを思い出した。昔の歌手はたった数分の歌に人生を込め聞いている人を惹きつけた。六郎のことを歌った歌で悲しみを出し切り、ラッパと娘では今までのどの回よりも心の底から解放して歌い切った。そんな娘を見てお父ちゃんも前を向けたらいいな。

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100 | 2023-12-08 14:07:48

梅吉が香川に旅立つ前に、ちゃんと和解出来てよかったですね。亀が笑っているってことは、天国の六郎も喜んでいるということなのでしょう。もちろんツヤさんもね。まああの歌を聞かされて何も思わなきゃ梅吉は本当の人でなしになる。そして羽鳥の餞別はさすがです。「大空の弟」といい、やはりちゃんと軍が何も言えない線を狙っている。単に迎合するのではなく、相手に合わせながら、うまい具合に言いたいことも主張する。こういうあざとい技を使うのもプロ。東京がすべてではないし、地方で少しだけ戦争を忘れて楽しめるといいですね。

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165 | 2024-01-24 14:04:34

母親としてのトミの気持ちもわからないではない。それでも苦しい時期の愛助を献身的に支えたのはスズ子であって、トミではない。後から文句などいくらでも言えるわけで、その時に力を尽くしてくれた人をないがしろにする態度は、どんな大会社を作り上げた人であれ尊敬はできない。かつて坂口は「村山興業は家族」と愛助に言ったけど、やっぱりその中にスズ子は入っていないというのが残念。歌手に結核がうつったら致命的なのに、人生をかけたスズ子に対して挨拶もなし。母親とかどうとか以前に、人として礼儀知らずだなと思います。

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145 | 2024-01-10 18:33:47

戦争の怖さのひとつとして、茨田のように戦争に直接は関わらなくても、その中で生きていればいろいろ責任の一端を背負わされるということ。勤労奉仕だって、鍋や鎌など金属類の供出だって、誰かを殺す武器のためであり、戦争の責任を少しずつ国民に背負わせた。茨田もさすがに滅入っていたようだけど、潔く前を見るスズ子に背を押された感じでした。どこか力強く、深い感情に満ちた「別れのブルース」でしたね。心に訴える、感動的なものでした。

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146 | 2024-01-10 20:08:19

まさか別れのブルースをフルコーラスで聴くことになろうとは思わなかった。戦争が終わりました!さぁみんな前を向いてハッピーに!と歌って踊る鈴子より前に今抱えている悲しみに寄り添うようにしっとり聴かせる別れのブルース。ここぞという時に存分に歌を聴かせてくれる脚本がすごい。暗い観客席で客がひっそりと涙を拭う場面もグッときた。明日は見る人の気分を底上げするように鈴子がパワフルに歌い上げるだろう。戦後の幕開けになる力強いステージを期待している。

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237 | 2024-03-23 18:58:30

かつて愛子ちゃんに子守唄のように優しく歌っていたヘイヘイブギー。やっと内面から爆発するようなパワフルな舞台で見れてすごく嬉しい。水城あゆみは歌も踊りも上手いんだけれど、お客さんを楽しませることと自分が楽しむこと、それが中から物凄いエネルギーで湧き上がってくるっていう、その部分でやっぱり違うんだよね。スズ子にすっかり貫禄があって受け止める力もある。股野さんはそういうのわかった上でスズ子に頼んだのかなって、拍手している姿見て思った。

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102 | 2023-12-08 18:02:41

梅吉さんが言うようにスズ子の歌はいろんなものを思い出させてくれた。在りし日のツヤさんの姿が見え、怒られたというのは梅吉さんならではだろう。聞いた人がそれぞれに様々な思いを浮かべ、そして前を向いて、なんだかわからないけれど力を得るというのこそがスズ子の歌の力だ。親子の確執も解け、遠くにあってもお互いを思い支えとできる関係に戻れたことは本当に良かった。羽鳥先生からの贈り物がまたステキで、新しい曲を聞くのが今から楽しみだ。

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78 | | 2023-11-26 20:28:59

金曜日の展開は急すぎてちょっと力技だったかなと思いました。急に現れてあなたはどこの誰ですって言われても信用できないし、その場で結婚を決めるなんてあり得ない。だけどあの場合どうしたらベストなのかも分からない。まぁはな湯をどうにかしなきゃいけないし、権兵衛さんは主役じゃないんだし丸く収まって大阪編がきれいに終わるならそれでいいかという気持ちになりました。はな湯がなくならないでそこにあるっていうのが大事なんですよね。来週からお父ちゃんがクズになる展開は嫌だな。

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41 | 2023-11-03 19:48:15

当時の医療とか出産のことを思うと悲しい。出産後のことを明るく語っていた大和さんがあっけなく逝ってしまった。いなくなってしまったことでスズ子の心の中にあったものが鮮明になったし、東京へ行く覚悟も定まった気がする。ツヤ夫婦の会話がとても良い。ズルいというツヤを否定も肯定もせず、自分もズルいという。そして自分で考えて行動できるように育てたのはツヤ自身で、そう育っているとツヤの子育てを全肯定している。頼りなさそうだけれど、こういう人が側にいるってとても心丈夫だなと感じる。しっかり家族の絆が強まって安心して東京編が見れる。

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28 | 2023-10-24 14:09:50

どんな理由であれ、自分を押し通すならば、失うものもあるというのは世の常。そもそも世界大戦の遠因となったほど空前の大恐慌だし、梅丸側が悪というわけではない。不況でまず傾くのは娯楽産業だし、閉鎖でなく、人員削減で抑えるあたり企業努力はしている。そんな中で会社側が譲歩するなら、騒動の主導者もなんらかの責任を負うことになるのが道理。つまり梅丸との話し合いがうまくいってもいかなくとも、大和は辞めることになるし、本人もその覚悟はしていただろう。でも大和ならどこでも踊り続けると信じたい。続けるのが大事って言ってたし。

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166 | 2024-01-25 14:36:40

スズ子がおめでたです。それにしても山下も坂口もそんなに驚くようなことかな。間違いなく頭抱えることではあるけどねww。いつの時代であれ、若い男女が惚れ合って同じ屋根の下で暮らしているんだから、当然、そういう可能性はある。というか、むしろ可能性は通常よりも高いに決まっています。坂口によればトミも怒髪天という話だけど、自分の最愛の息子がしでかしたことなわけで、それに対して大人な対応を取ることが、母親としての責務だと思うけどね。多くの人に祝福されていいのに、トミのせいで疎まれて生まれる子どもになったなったら、孫として抱けなくなるよと言いたい。

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194 | | 2024-02-16 13:31:21

タイ子は脚気でしたか。治る病気で良かったですね。何かが劇的に良くなるわけじゃないけど、困った時に助けてくれる人がいるという支えがあるだけで、気持ちはだいぶ違うでしょう。そして「ジャングルブギ」。スズ子というよりも趣里さんが、お母さんの伊藤蘭さんみたいに見えました。やっぱり母娘なんですね。まるでキャンディーズみたいな衣装が、とてもよくお似合いでした。キャンディーズ世代としては、良いものを見せてもらったなと、ひとしきり感動しました。本当に格好良かったです。

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121 | 2023-12-20 14:10:17

やっぱり五木は信用できない感じですよね。他人と対する時、真実のない人って感じ。別にお調子者でもいいし、なかなか本音を吐かないのも構わないし、それなりに嘘をつくのも人間ってものだけど、まったく真実のない人間は信用できません。人を見る目って、多分そこがわかるかどうかだと思う。スズ子は人が良すぎるもんね。だからといって人を疑うことを覚えなくてもいいけど、慎重にはなった方がいい。大切な人を守るためにも。それにしても坂口、別れさせたいってお願いする側なのに、高圧的で脅迫的って人間としてどうなんだろう?こんなのが偉くなる会社なんてロクなところじゃないと思ってしまう。愛助の母親で女帝さんに、そこんとこどうなのって聞きたいくらいです。

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29 | 2023-10-25 07:22:57

大和さんにとって大熊社長は親代わりだったんだ。だったら尚更のことストライキが半端な覚悟じゃできない。ストライキを主導した大和さんはどう解決しても舞台には残れない。橘さんのこれまでの言動を見ても最初から分かっていたのだろう。演出への一歩を踏み出したタイミングでのこの騒動。狭い世界だから、演出家としての道も閉ざされたということなのだろうか。スッキリとした顔でうなづき合う橘さんと大和さん。2人の踊る姿がもう見られないかもと思うと悲しい。

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195 | 2024-02-16 16:58:24

スズ子はタイ子の今現在誇れるところがあることを示して、立ち直るきっかけを作ったのはさすがだ。幼い時の支え合ってきた言葉や思い出がきちんと今に生きている。笑うことのできるようになったタイ子にはスズ子の歌の力が届くはずだ。ガード下の夜の女たちもスズ子に夢中だという。あんなに分け隔てなく話せるのだから当然と言えば当然かも。羽鳥先生も新曲のアイデアが降ってきてジャングルブギーがあっという間に。歌い踊るスズ子には引き込まれたし、カッコよかった。羽鳥先生も叫んでましたね。

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206 | 2024-02-26 13:48:38

大野さんの過去はなかなか厳しいものがあります。でもスズ子はこれまでの生涯において、ほとんど血のつながりとは関係ない形で家族を作って来たわけで、彼女にとって大野さんが母親に間違われたとしても、それを否定する理由がない。きっと大野さんも家族として受け入れ、たくさんのことを育んでいけるんじゃないかと思います。そう考えるとスズ子って凄い人ですね。情が深くて、懐も深い。大野さんのおかげで愛子も良い感じで育ちそうだし、新しい家族の誕生ですね。

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167 | | 2024-01-26 00:30:33

愛助と鈴子も史実をなぞるならば悲劇になることが確定なので結婚騒ぎも妊娠も複雑です。その先を知らなきゃよかったと後悔します。箱根でのイチャイチャもこれが2人の恋のクライマックスかと思うと寂しいですね。離れたくないという思いが溢れていて切なかったです。どんな時代になってもすることをすれば妊娠はする。まぁこの時点ではちゃんと目の前にある問題を片付けて結婚してからと思うのが親心なので怒って当然でしょうね。

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59 | 2023-11-15 14:18:07

義理と人情を語るなら、会社側は桃色争議の時の不人情を棚に上げているでしょ。義理も人情も相互関係あってこそで、一方的なものはただの強制とか強要です。まあ大阪人にとってはある種の方便でもあり、呪縛なのかもしれないけど。茨田は辛辣だけど、間違ってはいない。良いアドバイスだと思う。でもね、戦前の男に免疫のないウブな女のコにいきなり大人になれと求めるのは酷かな。まあ当時ならスズ子の年齢で嫁ぐ人も普通にいたし、社会人なのだからやむを得ないけどね。今の人たちはゆっくり大人になればいいと社会が認めてくれているから幸せだ。そう考えると成人を18歳に引き下げたのは良いのか悪いのか。ドラマとは関係ないけど。

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42 | | 2023-11-04 11:54:03

大和という憧れでもあり、目標でもあった人を失ったことは、家族のことやらごちゃごちゃした何かを越えて、自分自身のやりたいことや目指すべき方向を教えてくれたようです。誰かの死が思っていたより、自分に影響をもたらすということは、往々にしてあります。そしてスズ子もプロである以上、大和を越える意気込みを持ち、それに見合う実力をつけないとね。それにしても大和の父親は見苦しい。せめて娘を大事に思ってくれて集まって来た者たちに対して、礼のひとつくらいしろよと思う。誰がそんな親の言うことを聞くものかと言いたくなりますね。

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178 | 2024-02-05 14:19:29

最愛の人を失い、言葉と気持ちがどこかちぐはぐだったスズ子も、義母トミとの腹を割った話し合いは、しっかりと前を向くきっかけになったようですね。娘を自分で育てると自分の口からはっきり言えたことが、自分の思いを確認することになったのかもしれません。形は違うけど、どちらも真剣に愛助を愛した同士だから、一粒種もいることだし、少々距離はあってもこれから良い関係に収まることでしょう。山下は変わらずにスズ子を支えてくれるようだし、きっと坂口も何かあれば手を貸してくれるだろうし、歌うことでスズ子の心も安定し、力を得ていくのではないでしょうか。

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79 | 2023-11-27 14:32:30

バカな時代ですよね。呼び方を変えたところでサックスが尺八になるわけじゃないのに。そもそも日中戦争で中国とも戦っているんだから、漢字だって敵性語だろうに。最近みたいに日本人も英語をと言い過ぎる奴も似たおかしさがある。踊る範囲が狭ければおしとやかで、銃後の女性には相応しいなんて、前戦じゃどうでもいい話。太平洋戦争中も普通とさほど変わらずに娯楽を楽しんでいたアメリカと比べれば、余力の差を痛感します。なんにして梅吉は本当にだらしがない。しゃきっとしろとまでは言わないけど、ただのお荷物ではツヤさんがうかばれません。

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60 | 2023-11-15 23:59:29

今まで脇目も振らず生きてきて初めて恋した人に才能を認められて君ならもっとやれる!なんてそそのかされたら悪い気する人はいないよね。調子に乗っていたって鈴子は言ったけど、あの状況なら誰でもそうだと思うよ。えらいことをやらかした!と気づいた時にはもうどこでも踊れないかもと肝を冷やしたよね。松永さんに振られるのは仕方ないとして、あんな騒動に巻き込んでおいて頬被りまでして身を隠している鈴子をおいて喫茶店を出るってあの時点で恋は覚めたよなー。

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80 | | 2023-11-27 20:14:32

お父ちゃんのカラ元気がいつまでも続くわけもなく、もうお尻を愛情でもって叩いてくれる人もいないのだから、しばらくはお酒を飲んで飲まれての生活になるのは仕方ないかもしれない。自分自身で不甲斐ないと思っているだろうし、だからこそさらに飲むだろう。ただいよいよ規制と自粛と監視の時代に入ってきた。物もどんどん無くなっていくし、自由もらしさも無い戦い一色になっていく。スズ子も三尺四方の内で歌うことを求められ、客と当局の板挟みになっている。茨田は自分を貫き通そうとしているがスズ子はどうするのだろう。今のところ茨田ほど信念があるようには見えない。いろいろ悩むんだろうな。

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122 | 2023-12-21 14:24:27

五木の事情はわかったけど、愛する人を助けるにしても、自分の身の丈に合った助け方をしなければ、いずれ身をを滅ぼす。まあそれでも構わなかったのかもしれないけどね。よく悪いことをした人について「そんな人には見えなかった」とか「いい人でした」とかいうインタビューがあるけど、それって順番がおかしくて、悪いことをする前なら普通の人に決まっている。悪いことをした後だから悪い人になった。要するにいい人でも悪いことをすることがある。スズ子は良い人だし、愛助はボンボンだから、こういう人のエゴや性には弱そうだけど、これから対峙するのは女帝と呼ばれた人。果たしてどうなることやら。

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123 | 2023-12-21 19:33:13

うさん臭さそうな五木さんだったけれど、別に悪い人だったわけでなく、ただ一生懸命だったというだけのようだ。あちこちに彼女がいたというのは盛っているのだろうけれど、あの親子の幸せだけを考えていたというのは本当だろう。先に坂口からお金をもらってしまったとはいえ、本質的に悪い人ではないからこそ、スズ子にも強く言えないし、でもお金は欲しいしで板挟みになってしまったのだろう。隠し事の嫌いなスズ子に愛助はマネジャーを紹介するも、速攻で親バレしていた。母に呼び出された愛助がどうするのか楽しみだ。

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179 | 2024-02-06 00:59:23

愛助を愛した2人が綺麗に涙を流して和解するのね、やっぱりきれいに描きすぎかな。美しければ、幸せならばいいのか?朝ドラですから朝からドロドロしたものは見たくないでしょうが人生ってこんなにうまくはいかないんですよ。自分だけで世界は回ってない。みんな自分のこと8割くらいで生きてますから、こんなに綺麗にはまとまらないんです。鈴子は最愛の人を亡くして乳飲み子を抱えて大変だけど一生守ると言ってくれるマネージャーがいて、義理のお母さんにも優しくされて。なんだか白けてきましたわ。

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217 | 2024-03-06 14:13:16

小夜ちゃんは登場せず、帰国したら、いきなり梅吉が余命僅かとなっていました。まだ亀を飼っていたんですね。スズ子も大事な娘だけど、やはり本当の子である六郎のことが忘れられないのでしょうか。昔はこうして自宅で看取られることが多かったし、死にゆくさまを親族で見守るのが普通でした。愛子のような子どもにとって、そういう体験はいろんな意味で学ぶことがあると思います。梅吉も最期に孫と呼べる唯一の存在と触れ合うことができて良かったですね。

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16 | | 2023-10-14 11:23:51

デビューは1人だけと言っていたけれど、もしかしたら最初から新人3人ともデビューさせる目論みだったのかもしれませんね。本当の意味で切磋琢磨するというのは、ちゃんと競い合う相手に対してリスペクトなり友情なり、少なくとも同じ方を向いていないと、一緒にひとつのものは作れません。それに押し付けの上下関係ではなく、あくまでも礼儀としての上下を知ったことも大事だと思います。少女時代はこれで終わり、いよいよ趣里さんの登場です。同期と共にどう成長し、どう独り立ちしていくのか楽しみです。

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50 | | 2023-11-08 21:12:35

趣里の実力に脱帽。
能年玲奈以来の衝撃を受けている。
笠置シヅ子なんかどうでもよくなった。
趣里が凄い。
二世と言うことで甘く見ていた。
33歳。
無駄に歳喰ってないね。

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115 | | 2023-12-16 00:56:14

らんまんに引き続き今回も楽しませてもらってます…いまのところ
鈴子の子役時代も現在の趣里さんも自然で健気で歌も上手だし素敵
菊地凛子さんも存在感抜群だし草彅さんも周りの人たちも親しみやすくて温かくて素敵
なのに…小夜がひとり全てを壊してる
無神経で図々しくて騒がしくて、何故鈴子は彼女にお暇をとらせない? ドラマだから?
1日のスタートにあのキャラは見たくないな

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25 | | 2023-10-23 10:28:04

主人公の幼少期が短く本編に入ったのは正解と思います。
何と言ってもキャストが素晴らしい、ここまで本物の人達をよく集めたなと感心しています。
特に注目は秋山美月役の伊原六花さんと橘アオイ役の翼和希さんです。
今後も楽しみですね。

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