ブギウギ

2024年1月期 2023年10月期
総合評価: 3.92 / 5.0 (回答者数62人) 287 位 / 1016件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.0 /5.0(79%) 337/1017件中
キャスト 4.3 /5.0(85.4%) 311/1017件中
演出 3.9 /5.0(78.6%) 326/1016件中
音楽 4.1 /5.0(82.6%) 141/1017件中
感動 3.9 /5.0(78.6%) 108/1012件中
笑い 3.2 /5.0(63%) 362/1012件中
スリル・興奮 3.6 /5.0(71.2%) 308/1009件中
245コメント
187 | | 2024-02-09 14:47:45

スズ子の思いに答えてくれたのは茨田でしたか。べたべたな友情というのではなく、戦友というべき相手による、まるで敵に塩を贈るみたいな感じだからこそ、スズ子も甘えることができたのだと思います。そしてついに「東京ブギウギ」のステージです。今でもCMに替え歌で登場するような歴史的な曲。晩年の笠置さんの歌唱はリアルタイムで聴いたことがあったけど、若い時代の溌剌とした姿を趣里さんを通して見た気がします。何にしても見事なステージでした。そういえば、このところ顔を出す靴磨きの少年は「東京キッド」のメタファーで、美空ひばりの登場を示唆しているのでしょうか?

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6 | 2023-10-05 17:38:43

鈴子が受けたのは宝塚をモデルとした学校でしょう。前の朝ドラ「らんまん」に宝塚歌劇団の創設者である小林一三が出ていたし、そういうつながりも意識した演出だったのかもしれません。不合格だった鈴子ですが、まあ宝塚は特殊だし、同時にただ好きだという程度の覚悟とか、その辺の町では上手いというレベルの技量で、プロに直結する世界でやれるほど甘くはないということでしょう。こういう挫折と向き合って、それでもやりたければ自然に覚悟は出来るし、技量を磨く努力もする筈。ここからの鈴子に期待しましょう。

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89 | 2023-12-01 14:07:05

やはり梅吉のケンカの原因は、スズ子のことを悪く言われたからでしたか。いくらダメ男で酒に飲まれて大虎にはなっても、暴力を振るったりしてなかったしね。もちろん褒められたことではないけど、理解できなくはない。そしてスズ子の思い切った決断。自分の楽団を持つって、マネージャー的な人がいないと素人にはいろいろ大変な筈。梅丸との関係もあるしね。梅丸と契約を結ぶのか、羽鳥あたりに相談するのか。いずれにしても、もっと戦争の影がスズ子に降りかかってくるのも時間の問題ですが。

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67 | | 2023-11-20 21:41:58

せっかく自分の居場所を見つけたスズ子も羽鳥も戦局に翻弄されそうな雲行きだ。あのエネルギー溢れる舞台が制限されるのはとても残念だし、ひどい時代だったのだと改めて思う。ところどころに笑いが仕込まれているから見ていられるけれど、六郎の赤紙のシーンもツヤさんの複雑な表情も悲しい。少し変わっていて、どんくさい六郎が初めて他人に認められたのが甲種合格で、それでもなお赤紙が来ないだろうと揶揄していた人たちがいたということも、意味も分からず赤紙が来たと喜ぶ様子も、すごいと言ってあげるしかないツヤさんも本当に本当に悲しい。

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112 | 2023-12-15 07:32:08

昔は個人情報なんて概念もなかったし、ファンもその気になれば家までなんてこともあっただろう。今の価値観で言ったらストーカーに近そうな愛助の行動も、あったかもなと思ってしまう。六郎に被る愛助が自分のことを大好きでいてくれて、自分を褒めて認めてくれている。スズ子にとっては恋人を一足飛びで家族みたいな気持ちだったのかもしれない。愛助にとってももしかしたら初めての友だち。距離がどんどん近づくのも無理はない。東京支社長の存在が怖いけれど、愛助のストレートな告白にとてもキュンとした。愛助が祖父母と全く同世代で同じ時期に恋愛し結婚したから、余計に思いを重ねて見てしまう。

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113 | 2023-12-15 11:13:56

いよいよ学徒出陣。その記事を読んだからこそ自分の気持ちに蓋ができなくなったスズ子。おでん屋のおっちゃんがちゃんとスズ子の気持ちを推し量ってアドバイスしてくれていることが嬉しい。たくさんの客を見てきたからこそ、分かる部分もあるということなのだろう。一方の愛助は文系学生だったから、行かない自分を恥ずかしく思い、そこを支店長は突いたということなのだろう。年齢のこともあるけれど、興行大手の御曹司と歌手というのも大きなハードルだろうし、2人の気持ちよりも時代的には家の意見の方が重く大きい。支店長の説得も、五木の話も当時の普通の感覚だったんだろうなと思う。

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246 | | 2024-03-31 21:30:10

見事なさよならコンサートでした。やっぱりブギウギはこうでなくっちゃ!音楽シーンが満載でいつも真剣で本当に面白かった。朝からコンサートを見る思いで明るく楽しかったです。物語は歌が大好きな女の子が歌で成功したお話。でも本当に知りたかったのはこのあとのような気もします。歌わなくなった鈴子の人生ってどんなものだったのでしょう。大好きだったものと離れてどんな気持ちだったのかな。歌を取ったら面白いことはなんにもないなんて言われそうですが特別編でもいいので見てみたいです。

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130 | 2023-12-26 15:55:08

愛助はスズ子のことが好きなのはもちろんだけれど、独占欲よりもファンの気持ちの方が強いということなのだろう。楽団員を前にスズ子のことを語っていた姿を思わず思い出す。自分の看病を一生懸命にしてくれることや一緒に居られることに幸せを感じつつも、舞台から遠ざけ籠に入れてしまっている後ろめたさみたいなものもある。そして傍で見続けてきた坂口にもその気持ちはちゃんと伝わっていて、女帝との対決には見入った。親の気持ちはいったん横に置いて、ちゃんと義理と人情の決断をしたトミさん。怖いけれど、やっぱり何かを成してきた人は筋が通ったことをされるのだなと。少しこれでまた前進で、良かった。

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7 | 2023-10-06 16:48:07

人生なんて「if」の繰り返しで、もしもの選択肢が少しだけ違うだけで、まったく異なる人生になったかもしれないし、案外大して変わらなかったかもしれない。いずれにせよ、その違いは自分自身の決断や選択だけでなく、周囲の人の様々な決断と選択の結果であり、人は人に生かされていることがよくわかります。それは逆にちょっとした選択で他人を不幸に追い込むこともできるということなんですけどね。少なくとも鈴子は人に恵まれている。良い人と縁をつなげられるのも才能のうち。あとは本人の努力次第というところですかね。

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114 | 2023-12-15 15:53:04

村山興業の坂口もそうだし、小夜も同じだけど、よく知らない人のことを悪し様に言うのは本当に良くない。神様でもあるまいし、自分たちに見えるものやわかることなんてたかが知れていると理解できない人間こそ、いろいろ異心がある。自分がそうだから他人も同じだと思うのでしょうね。相手に騙されるなと言うけど、わかりもしないことを語り、自分こそたぶらかすようなことを言っているのだという自覚を持って欲しい。確信犯なら何らかの深い考えがあるのかもと思うけど、そうでないのなら正義の顔をするのはやめて欲しい。戦争で「こんなご時世だから」というのもずるい。愛助は身体が弱かったから、徴兵検査だって甲種合格とはならなかった筈。その弱味を突く言い方は、本当に彼のことを思っているというより、坂口自身の保身に見える。

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21 | | 2023-10-19 00:17:41

みんないっぱいいっぱいになっている時に鈴子がしんどいなーって言ってくれてよかった。その一言で弱音を吐いちゃいけないって無意識にみんなを縛り付けていた鎖が解けたような気がした。どんなことでも走り出すときより継続する時の方が大変。何度もセリフでも出てきますが、ほんとにそう思います。負けず嫌いじゃなきゃ生きていけない世界でしょう。その中で負けを認めるのはしんどいでしょう。大和さんもちゃんと自分の気持ちが言えてよかった。鈴子のおかげで団結。素敵な回でした。

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51 | 2023-11-09 00:01:54

いやー厳しい。羽鳥さんは天才タイプだから言わないでもできるだろうと思っちゃうタイプなんだと思うけど、ブギなんて急に言われたって知らない言葉だし今の時代のようにすぐにググれるわけじゃないしニュアンスを掴むったってお手本がないしでめっちゃ大変だろうな。多分羽鳥さんの中では完成形があってそれを歌うこともできるだろうけど敢えてしないで鈴子の開花を待っているようにも見える。でも知らない曲をその場で楽譜を見ながら歌える鈴子はすごい!朝から元気をもらいました。

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131 | 2023-12-26 16:20:11

坂口、ただ嫌な奴だと思っていたけど、心が通じる男だったんですね。見直しました。本来ならば愛助が自ら説得すべきなのでしょうけど、身体の問題もあるし、誰かがいろいろしてくれるのもその人の人徳。坂口も社長の息子だからという理由だけで彼を助けている訳ではないと感じます。だから愛助はもっと自信を持っていい。また戦時中ということもあり、敏腕マネージャーが入ってもどれだけのことができるのかわからないけど、スズ子がまた歌えるなら、愛助との日常が力となり、きっともっと表現力を増した彼女が見られそうです。

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172 | 2024-01-30 14:14:49

口にはしなかった羽鳥の茨田評がとても気になりますね。以前、特攻隊の若者たちに涙した茨田でしたが、そこには母親としての視点も含まれていたのかもしれません。問題の愛助の病状ですが、今のSNS時代の人にはピンとこないかもしれないけど、まだ恋文が普通だった頃、それまで封書だったものがハガキになったら、何かあったと思うのは女ごころというより、時代感覚みたいなものかな。このまま悪い知らせが間近に迫っているのでしょうか。

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156 | 2024-01-18 14:03:17

小夜はとりあえず良かったですね。モデルとなる人物はいないと思われる小夜ですが、人騒がせでよくわからない役回りのキャラでした。タナケンは格好良かったですね。実に懐が広い。これぞ喜劇王としての自信と矜持です。自分がうまくやれないのを他人のせいにする奴とは違います。王様はこれくらいじゃないとね。いよいよタナケンとスズ子の舞台が楽しみです。羽鳥の新曲もどう歌われるのか興味津々です。戦後のスズ子の本当の再スタートが開幕します。

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228 | 2024-03-16 13:52:36

実際のところは分からないけれど愛子が手元にいて誘拐事件にもなってない恐喝ってなかなか緊迫感に欠けると言うか、朝ドラ風にマイルドにしたってことですかね。確かに子供になにかあったらと恐怖ではあるけれど犯人も間抜けそうだし入れたくないエピソードなら省いても良かったんじゃないかと思いました。愛子と鈴子の溝ですが友達作りに苦労しなかった親との溝に見えました。鈴子は猪突猛進型で成功した人ですが、だからこそ見えない視点がある。親として気をつけなければいけない部分ですね。

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157 | 2024-01-18 17:42:39

タナケンは羽鳥先生と同じで、スズ子が自分で何かを見つけるのを待ってたと言うことなのか。羽鳥先生から見たら同類で面白いと映ったのだろう。スズ子の覚醒の後押しをしたのは小夜の言葉で、元をたどれば小夜にかけたスズ子の言葉だ。言葉は巡っていく。相手を思って発した言葉は力があるし、自分に戻ってくることもある。小夜は米兵と海を渡る決心をしたが、思い切りの良さと思い込みの強さが小夜の特徴だ。トラブルもあるかもしれないけれど、意外と信じたものは信じ続ける強さもありそうで幸せになって欲しい。そして、いよいよ舞台の幕が上がる。ワクワクが止まらない。

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201 | 2024-02-21 15:51:29

タナケンの気遣いが見事だったし、鮫島の不愉快さは腹立たしいけど、茨田の言葉にも説得力はあります。流行なんてものは、いつまでもひとつのところに留まってはいないから「流」れ「行」くものなのであって、ブギがいつまでも人気というのはあり得ない。だからこそ、常に自らの歌を磨こうとしている茨田から見れば、時代の流れに押されているだけのスズ子は、真摯に歌と向き合っていないように見えるのだろう。もちろんスズ子が手を抜いているわけではないけど、そういう姿勢も含めてプロだと茨田は言いたいのかもしれません。

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52 | 2023-11-09 14:14:08

羽鳥がいう通り、大和は二人いりません。どうあれ結局、それは大和の魅力なのだから。そもそもただ歌が上手いというだけだったら、プロでもアマチュアでもたくさんいます。でも問題はそれが魅力的かどうか。音楽にしても演劇にしても、芸能の世界で成功するには他のサムシングが必要なのだと思います。少なくとも松永はスズ子にそのサムシングを感じている。そして羽鳥もまた彼女に自分の音楽を表現してくれる可能性を見出しているのでしょう。問題はスズ子自身がそれを意識して引き出せるようになれるかどうか。プロなら自分で表現を操れるようにならないとね。

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53 | 2023-11-09 14:47:10

松永さんって軽いしキザっぽいけど、本質的には優しくて真面目なのかも。辛島さんはスズ子にジャズの起こりを教えようとしていたけれど、求められているのはそういうことではなくて何を表現するかということ。優しく感情の発露を促す松永さんって、頭の回転もすごいと思うし、何より羽鳥のこともスズ子のことも信じているんだと思う。自分が感じないと相手に伝えることができない。体裁だけ整えた美しい音楽・楽しい音楽を求めているのではなくて、内からズキズキワクワクする音楽を作りたいのだろう。日にちも迫る中、少しジャズに近づいてきたスズ子の「らっぱと娘」の完成形を早く聞きたい。

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68 | 2023-11-20 23:55:28

六郎、赤紙であんなに喜ばないでよ。きっと今まで馬鹿にされることが多かったのだろう、みんなと同じように評価されたことがないのかもしれない。そんな彼に届いた赤紙。認められた!って思いからあんなにはしゃいだんだろうけど、その後のことを想像できてないところが心配でたまらない。喜んでいるのに水を差すわけにもいかずつやも声をかける。なんと悲しいやりとりなんだろう。戦地に行ったら体よりも先に心が壊れてしまわないかとても心配だ。

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132 | 2023-12-27 17:41:22

慰問であれ何であれ、歌を唄えて、好きな人と一緒にいられるのは、どんなご時勢であってもスズ子にとっては幸せな日々だったと思います。そこへの東京大空襲。坂口がついているとはいえ、三鷹は度々空襲を受けたという話だし、より安全なところへ疎開した方がいいと思うけど、こんな時期にちょうどいいところが見つかるかどうか。きっと坂口は若い男性が徴兵もされずに寝ていると、たとえ病気でもいろいろ言う人がいるのも考えて、そういう目で見る人がいない三鷹の家を選んだのだと思う。それでも背に腹は代えられないし、もっと地方に移るべきかな。財力はあるのだし、使える時に使わないと。

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69 | 2023-11-21 09:22:45

熱々先生が家庭のこともちゃんとわかっていて、ツヤさんの良いようにしてくれている。昔は医者との関係が今より近かったなと思い出す。六郎とスズ子には知らせたくないツヤさんの気持ちも、わかっていても神頼みに走り出してしまうお父ちゃんの気持ちも痛いほどわかる。地域の人たちに守られながら成長した六郎が、いきなり社会の一番きついところに放り込まれる。嫌な未来しか思い浮かばない。今生の別れになるとわかっていても表に見送りすら出ていけないツヤさんの表情。そしてつらそうなお父ちゃんの顔を見て、こちらまで涙が出た。

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202 | 2024-02-22 14:29:30

とても茨田らしいケジメの付け方ですね。茨田とスズ子の関係はライバルとは呼べないけど、互いにエンターテイナーとして理解し合っている感じがします。間違いなく家政婦さんは必要だったし、まったく知らない人よりは、信用できる人の紹介の方が安心できます。子育て経験もあるようだしね。そして鮫島を黙らせた強烈な茨田の矜持が素晴らしい。戦時中でも揺るがぬものを見せていた筋金入りの頑固者。鮫島ごときの揺さぶりなどには動じない。これぞプロだ。

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34 | | 2023-10-30 12:34:25

自分事とは思ってなかった「貰われてきた子」が思わぬ形で暴露されて、そりゃ衝撃だっただろうなと思う。貰い子がかなり普通にあった時代とはいえ、自分の根幹が崩れるだろうと思う。実の母が新しい家庭を築いて子どももいて。でもユタカと呼ばれていた子が「お母ちゃんを…」と言っていたから、やはり村八分のような感じではあったのだろう。実母の生活が詳しく描かれたわけではないけれど、大変な苦労をしたのだろう。他所へ行ったツヤだからこそ、しがらみなく優しくできた。スズ子は今、混乱と悲しみの中にあるのだろうけれど、あの懐中時計に手を付けなかった母の思いが伝わりますように。

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8 | | 2023-10-08 15:42:50

冒頭の人形劇なんだか懐かしい。なんとなく「ひょっこりひょうたん島」とかに想いを馳せてしまう。物語は大正スタート。祖父母たち直接知っている人々と時代も重なって、街中の様子などより身近に感じる。当時は関西に少女歌劇団が2つもあって、それは今のようにミュージカルではなかったことも知ってはいたけれど、おっとりと華やかな雰囲気がきっと新鮮だったのだろうな。子役さんたちがとても達者で歌声も伸び良く、お話も大阪らしいテンポの良さで明るい気持ちになる。

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22 | 2023-10-19 13:33:12

労働争議イコール赤(共産主義者)イコール違法という間違った考えがこの頃からあって、それが今も労働争議がやりづらく、人手不足なのに賃金が上がらないこの国の現状に結びついている面もあります。アメリカなんて共産党は違法だけど労働者の権利についての争議は激しいからね。ただ大和の要求は心情としてわかるけど、会社自体が立ち行かなくなれば、それどころの話じゃないし、落としどころが難しい。経営側も演者側も本当に梅丸を大事に思うのなら、下手な小細工はせず、顔をつき合わせ、腹を割って話し合うべきでしょう。それが本当の労働争議である気がします。

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35 | 2023-10-30 14:02:08

あそこまでべらべら話しておいて、聞かなかったフリしろなんて随分と勝手な言い分です。私は多分(?)両親の実子だし、こういう経験をしたことはないので、鈴子がどれだけショックだったかは正直わかりません。でも今でも田舎に帰省すると酔っぱらったどこの誰だかよく知らない人に、親戚や何やらのドロドロとしたスキャンダルを聞かされたりしますww。まあそれだけ世の中にはいろいろなことがあるわけで、鈴子ももう仕事を持ち、大人といえる年齢でもあるのだから、自分を育ててくれた人たちのことをしっかりと思い出し、できるだけ賢明な行動を期待したいですね。そして帰ったら、感情は信頼できる人にぶつければいい。

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203 | 2024-02-22 17:13:44

茨田さんの鮫島への言葉がすごい。ゴシップの力よりも歌の力。本当は歌の力だけで評価されるべきなのだろうと思う。ただ、戦争が終わって言論統制が無くなって、要らない情報が氾濫することで歌だけに注目してもらえなくなったというのは皮肉というべきか。スズ子と茨田さんが面と向かって話し合えば分かり合える。愛子ちゃんに話し掛ける茨田さんのまなざしがとても優しくて、本来はこうなのだと感じる。子育てと仕事とと無理しながら頑張ってしまうスズ子の性格もわかっているから、一番必要なものを用意してくれた茨田さんはさすがだ。

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9 | | 2023-10-09 00:29:37

鈴子が歌をやりたいと言った時、やっぱりこのお母ちゃんなら賛成するだろうなと思った。夢追い人のお父ちゃんを好きになっただけあって、人生には夢を持つことがとても大事だと知っているから。ちょいちょい出てくる親子の秘密が隠されていそうな出生シーンも気にはなるけど、他の人が言っていたようによく喋る似たもの親子になっている。人は生まれより育ちなのだろうか。小学校を出て決める人生。今よりも大人になるのが早いなと感じる。

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133 | 2023-12-28 07:35:56

スズ子の献身的な介護は、もう大切な人を知らないうちに亡くしたくないという気持ちの表れでもあったのかと思うと苦しくなる。大切な人を失いたくないというごくごく当たり前の気持ちを大きな声で言うことが許されなかった時代。スズ子だけではないけれど、余計につらかっただろうと思う。羽鳥先生は相変わらずというか、軍の意向まで利用しそうな感じで強かだし、自分の欲求に素直だともいえる。あの時代、上海にいたらさすがに日本の状況が俯瞰的に見えていたのだろうか。そして大空襲。スズ子の色を失った表情が忘れられない。

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158 | 2024-01-18 23:24:46

憧れていた鈴子さんの付き人になって自分も特別になったような気でいたけど何にもなれていなかった。これからは自分の人生を歩むって清々しい別れですね。小夜ちゃんが不幸にならないように守りつつも別れることが寂しいという本音を漏らした鈴子の気持ちもよく分かります。異国に渡っても小夜ちゃんは小夜ちゃんで逞しくやれる気もしますよね。サムが悪い人じゃなくて良かったです。鈴子も鈴子らしくタナケンにぶつかることにしました。明日は舞台シーンが多いと嬉しいな。

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134 | 2023-12-28 16:05:07

「産めよ、増やせよ」と言うわりに、実際に防空壕で赤ん坊がぐずると怒鳴る人がいたと聞くし、沖縄戦では赤ん坊を殺すか出ていくかを迫られたという話も聞きます。もちろん皆であやしてくれたという真逆な話もあるけど、非常時には弱い者にしわ寄せがきやすい。憲兵たちには目の仇にされたスズ子の歌だけど、庶民にとっては心を落ち着かせ、慰められる力をを持っている。東日本大震災の時も、被災地ではラジオから流れてくる様々な歌が慰めにも力にもなった記憶があります。きっとスズ子の決意は多くの人の心を支えることでしょう。

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214 | 2024-03-04 14:43:43

日本人の海外旅行自由化は1964年だからね。1950年だと政府の役人とか、特別な人でないと海外へ行くのは許されなかった。しかも1ドル360円だったから、相当な金持ちじゃないときつい時代。まさに夢だというのはあながち間違ってなかったと思います。愛子のことは心配であっても、スズ子だってひとりの人間として生きている以上、夢だって希望だってある。こんな絶好の機会を逃すのはもったいなさすぎる。アメリカに行けば、小夜に会えるかもしれないしね。絶対に行くべきです。

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173 | 2024-01-31 14:15:11

いろいろな不安を抱えている時、麻里さんのような存在はありがたいですね。スズ子にとってまさに姉のような感じがします。実の家族は誰もそばにいないけど、彼女のような人がいることで孤独から救われるし、安心できる。その意味では人に恵まれていると言えるけど、つくづく家族の縁が薄いですね、スズ子って。時代もあるし、いろいろ事情があるにせよ、その中でよく元気に頑張っていると改めて思います。愛助の病状は悪化する一方だし、子どもの顔を見ないままの別れになりそうな雰囲気です。

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135 | 2023-12-28 20:16:31

駅から愛助の家にたどり着くまでどれだけ不安だっただろう。だから次の巡業に行かなかったというか行けなかったのだろう。祖父が乗り合わせた電車を敵機に銃撃されて、その後電車に乗れなかったことを思いだした。それでも防空壕の中で泣く子どもと不安そうな母のために歌うことで、追い詰められた窮屈な空気が充満した暗い防空壕の中に光が見えた気がした。恐ろしい夜の後なのにみんなの顔は穏やかだったのが印象的だ。ふたたび歌うことにしたスズ子の歌が楽しみだ。

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174 | 2024-01-31 19:31:01

スズ子はものすごい不安だろうな。茨田さんのシングルマザーになる覚悟というのとはまた違って、愛助さんの病状に対する不安と初めての出産に対する不安とで。いろんなことが不確定で不安定で押しつぶされてもおかしくないと思ってしまう。それでも周りの人たちの温かさが救いだ。ちゃんと愛助さんの気持ちを推し量ってスズ子にアドバイスをし支えている。ドラマの中だけでよいから奇跡を起こしてあげて欲しいと思うほどに、みんなが優しい。

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90 | 2023-12-04 13:58:48

国民全員が軍歌を歌ったからって、それで戦争に勝てるわけでもないのに、統制国家というのは何でも管理しないと安心できないものなんでしょうね。まあそれだけ自分たちの行いに自信がなかったことの裏返しなのかもしれませんが。何にしても本当に嫌な時代です。茨田さんもつい津軽弁でキレてたし。そして六郎が戦死してしまったようです。予想はできましたがいいコだっただけに残念です。戦争はいい奴だからと弾丸が避けてはくれない。とはいえ戦死する政治家はほぼいない。やっぱり嫌な時代です。

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70 | 2023-11-21 12:53:20

あんなかわいい子を誰が戦地に行かせたいと思う?よく戦争に行く人をみんなが万歳で見送ったって聞いたことあるけどどんな心境?って思ってた。だけど今日のそのシーンを見て、万歳でもしなきゃやってられないんだなと思った。お国のために選ばれた我が子!すごい!めでたい!とでも思わなきゃやってられないでしょ。あんなにかわいい我が子と離れられないわ。お母ちゃんも病気でかわいい息子も戦地へ行くとなればお父ちゃんの悲しみは深いよな。

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159 | 2024-01-19 14:27:34

さすが喜劇王タナケン。スズ子のまくしたてる大阪弁をうまく受けています。羽鳥の「コペカチータ」も、彼の意気込みが感じられる曲だし、スズ子の歌も最高です。小夜とサムの門出としてはもちろん、戦後日本エンターテイメントの門出という感じさえしますね。戦後の苦しさの中に笑顔をもたらすエンタメの力です。さて愛助の母からの伝言ですが、スズ子に歌をやめろというのは横暴かな。じゃあトミは村山興業を辞められますか、というのと重みは同じ筈。愛助も納得しないでしょうね。

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54 | | 2023-11-10 13:43:32

こういう歌とか踊りとか、エンタメ要素があるドラマや映画って、その部分が圧倒的に良くないと興ざめするところがあります。「NANA」とか「ソラニン」とか、そこが良いから傑作が生まれる。その意味でも東京での初舞台はとても良かったと思います。特にスズ子はジャズが流行するアメリカのローリングトゥエンティー時代を彷彿させる、フラッパーな女性の雰囲気がよく出ているし、エネルギッシュで楽し気な中で人を惹きつけるスズ子の魅力と個性が炸裂していました。この歌唱シーンは何度でも見たくなる名シーンだと思います。ただツヤの健康が気になりますね。

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71 | 2023-11-21 14:12:54

ツヤさんはダメか。梅吉がつい怒鳴ってしまう気持ちもわかります。こういう時は六郎の無邪気さが気に障るのも確かでしょう。その六郎も彼なりにいろいろ感じることや考えることはあるのでしょう。ツヤへの甘えは何かを感じているからだと思うし、スズ子に会いに来たのも思うところがあるのだと感じます。六郎はスズ子に何を伝えるのでしょうね。ここからの戦争は軍部の暴走もあるし、政治の見誤りもあるけど、国民の支持も大きかった。それは梅丸のお偉いさんや演出家のような消極的な支持であったとしても、戦争を支持し後押ししたのは間違いない。戦後になると急に国民は被害者面するけど、わずかでもこういうドラマで国民の無知が何をもたらすのか感じるのは良いことだと思います。

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23 | | 2023-10-20 14:44:51

まあ経営側なら間違いなく言いますよ、「代わりはいくらでもいる」って。しかもそれって真理なんだよね。どんなに特別な人もいなくなれば、いずれその穴は埋まる。ただそれは経営側にも言える。なのに経営側はアンタッチャブルなんて無責任なやり方になるのは、経営者イコールオーナーだからなんだよね。中小が多い日本企業の問題点のひとつかな。まあそれはいいとして、確かにお客さんが大事というのはわかるけど、お客様は神様なんかじゃなく、本来商売って売る側と買う側はフィフティフィフティの筈。サービス業だから客が上ってことはない。そして大和の決意は彼女の言う通り、自分自身を大切にするためなのだろうけど、それが結果的に多くの人を利することになるなら、私事を越えている。滅私奉公ではなく活私開公だね。頑張れ、大和。

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10 | 2023-10-09 15:56:44

学校というよりは養成所だから、職業的プロを目指すものなら厳しいのは仕方ないかな。また初期の松竹歌劇団のエピソード話を聞くと、ラインダンスのような類は、下品な出し物のように言われてもいたし、良家の出ならば家族から反対されることも多かったという話だから、むしろ鈴子は理解があって良かったといえるかもしれませんね。それにしても蒼井優さんの存在感はさすがです。バレーのシーンは「花とアリス」を思い出すし、ステージのシーンは「フラガール」を思い出します。まだセリフはほとんどありませんが、どんなキャラなのか、ここから楽しみです。

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160 | | 2024-01-20 12:06:31

何かすごくうるさくて下品な言葉遣いのドラマ。主人公の鈴子はいつもやたらめたら大声でうるさいし、わてとか(女の人が)オレとか、、、ドラマの内容がどうこう以前に、話言葉があまりにも汚らしくてそれで疲れます。勿論時代背景や実際の言葉遣いなどを正確に描写しようとしているのでしょうから仕方がないとは思うのですが。とにかくうるさくて汚い。

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24 | 2023-10-21 15:48:58

せっかく全員の気持ちがまとまりつつある中でリストラと減俸。ギリギリでやってた人たちは続けられないんだろうな。舞台とか芸術の世界の人たちって、保険というか保証というかそういうのがないんだろうなというのは想像できてしまう。興行主がもういらないと言ったら次の日から仕事がない。だからこそ売りが何か悩むし、ほどほどにぼちぼちというのができない。そんな劇団員たちを守るために立ち上がった礼子さんはすごいと思うし、その覚悟がどういうものかわかっているからこそ橘さんは必死で止めた。橘さんは礼子さんがいるからこそ頑張れて、彼女のことが本当に好きで大切で同志だったんだろうと思う。この抗議が上手くいっても行かなくても礼子さんは責任を問われるだろうし、もうあの二人の舞台が見れないと思うと辛い。

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55 | 2023-11-11 15:01:06

先週も自宅にいながら生の舞台を見られるなんてと喜んでいたが、今日の舞台はもう凄いのひと言。生ものの音楽、舞台に引き込まれて息をするのも忘れそうだった。秋山のタップもさすがにキレッキレでカッコよくて見惚れたけれど、スズ子とバンドマンたちの音のやり取り、ペットが前に来てからの盛り上がり。客席の盛り上がりは作られたものではなくて、自然発生的なものに感じた。自分までそこに居合わせたのではと錯覚してしまうほどだった。惜しむらくは生歌でなかったこと。あのパフォーマンスだから、ものすごかったのではと思ってしまう。新聞で知った大阪の方々は本当に嬉しかっただろうな。

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91 | | 2023-12-04 19:44:07

自分の歌いたい歌を歌うためには自分の楽団を持つというのは良い判断だろうと思う。世間からの批判もすべて自分の責任において受けることになる。ただ、警察などからの取り締まりは当然受けるし、いったん定まった評価を覆すのは並大抵のことではない。公演先が決まらないのも時勢柄仕方ない部分もあるだろう。茨田さんも羽鳥さんも息苦しそうで、きっとこの時代は表現者にとっては生きていくのが難しい時代だったのだろうと思う。やけっぱちのスズ子が歌うのはやっぱり最初に自分らしく歌えた曲で、それが明るい曲調なのになんとも物悲しいのはスズ子の心を表しているからなのだろう。とうとう六郎の…サブタイトルでわかってはいたけれど辛いな。

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188 | 2024-02-12 13:28:41

あの記者、適当に煽るようなことを書いたんだろうな。いつの時代も真実よりも面白さを重視する記者はいる。そしてパンパン。戦争で孤児になったり寡婦になったりした女性だけでなく、地方では戦争で働き手を失った農家が口減らしのために、女のコを売るなんてこともあったし、集団就職で向上などに務めても、方言をバカにされたりとかして嫌になって辞めても、帰る場所はないからパンパンになるしかない。そんな時代があった。そんな人たちからみればスズ子は恵まれたお嬢ちゃんで、「東京ブギウギ」に励まされる人だけでなく、そこに嫉妬や苦しみなどいろいろ感じる人がいるという光と闇を感じます。

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215 | | 2024-03-05 14:41:12

スズ子の物語だから、スズ子のアメリカ公演をもっと大々的にやるのかと思ったら、スズ子と愛子ちゃんとの関係に重きが置かれていて、ある意味ホッとして見ていた。華やかな世界の人も人間だもの。歌と家庭の間で悩むだろうし、この時代のアメリカは果てしなく遠かったから子どもと歌のはざまで苦しんでいることがリアルに見える。大野さんがいい人だったからできた決断だともいえるけれど。お見送りのショーがあったことでもアメリカの遠さが実感できる。今日の東京ブギウギは戦後すぐのものとはまた違った趣で、愛子ちゃんがどんな思いで見ていたのだろうかと思うと切なくなった。

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