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過去の自分とその家族をバレるはずもないのに身を低くしながらも笑顔で見守るところがとても良かった。その嬉しそうな笑顔がこれがこの人の中で1番したかったことなんだなと理解できた。未来人と言われるまで分からない馴染み方が面白い。

念願だった50年前の自分を見ている時の笑顔がとても良かった。見てるこちらまで嬉しくなるような喜び溢れる笑顔の中に、古いアルバムを見ているような懐かしさや切なさがほんのり滲んでいて、本当にこの人は未来から来た人なんだなあっていう説得力が感じられたのも良かったと思います。「幼馴染に話しても良いか」という清美のお願いをあっさり快諾するところも、村上さんの大らかな人柄と清美への信頼が感じられて良かったです。

まさかの未来人設定にびっくりだけど、「そうだったんですね」ってつい納得してしまう謎の説得力があるのが凄い。只者じゃない感じと、そう見えて実は普通のお爺ちゃんかもっていう、どちらとも取れそうな雰囲気だったもんなあ。ストーリーにあまり絡まないし贅沢な扱いだなあって思ってたけど、これから大活躍しそう。未来人の生態とか、宇宙人高橋さんとのやりとりとか、こういうシーン見たいなあって次々浮かんでくるのも演技巧者な小日向さんならではだなって感じます。

散歩しながらアナザースカイの世界観に浸ってるのも、それを遠藤さんにバレちゃったかなって気にしてるのも可愛らしかったです。ただ黙々と線路を辿って歩いてるだけなのに、その後ろ姿に何か深い意味や思いがあるのでは？とつい深読みしたくなってしまう、只者ではない空気感も存在感もさすがだなと感じます。

ニコニコと愛想が良くて、醸し出す空気も柔らかく穏やかで感じの良いおじいちゃんだけど、絶対にそれだけじゃないんだろうなっていうミステリアスさが漂うところが良かったです。村上さんも宇宙人なのかなあ。何でもハマる変幻自在な俳優さんだから、どんな顔を見せてくれるのかすごく楽しみです。