半分、青い。

前回、律が鈴愛にプロポーズをしたところで終わり、どうなるんだろうと楽しみにしていましたが、あっさりまた4年が経っていて拍子ぬけしてしまいました。律が鈴愛と会わないでいた5年間、何を思って過ごしてきたのかなどもう少し丁寧に律の心理描写をして欲しかったです。羽根より軽い鈴愛の口なのに、肝心な自分の本当の気持ちが律に伝えられないというのが切なくてもどかしいです。

ドラマの展開が早いテンポで進むので、暗い内容の場面(センキチさんや和子が亡くなる場面とか)でも深い気持ちにならず、朝ドラとしては見易いかも。鈴愛と律の会話の掛け合いも相変わらず毒づく割に、鈴愛のアッケラカンさに思わず笑ってしまいます。また、鈴愛の娘の花野ちゃんもとても良いです。子供なんだけど大人びた内容をたまに鈴愛に投げ掛ける所が、愛らしくてほのぼのと暖かくなりますね。これからの鈴愛の律の物作りのアイデアとお互いの関係の展開が楽しみです。

新キャストの有田さん、登場早々申し訳ないですが必要かなあ？彼が鈴愛の発明の道につながる重要人物らしいですが、そんなことより晴の楽しみにしていた旅行を潰し、亡くなった仙吉に五平餅を特訓してもらった2号店をもっと盛り上げて頑張る展開にしてほしかったです。いい年して思いつきだけで周りを振り回す自己中なヒロインは応援出来ないし見ていて不快です。

鈴愛も律も言動や行動がアラフォーとは思えず、高校生の頃のまま時間が止まっているように感じます。最終回が近いから盛り上げたいのだろうけど、今更2人にキスされても…。別に2人を引き裂く大きな障害があったわけでもなく、素直になれなかったり言葉足らずだったりして勝手に結ばれなかったわけだし。感動する場面だったのかもしれないけど白けてしまいました。

2話でやっと鈴愛が誕生しましたね。ドラマとはいえ、やはり出産シーンは感動して胸がいっぱいになります。家族みんなの幸せそうな笑顔と涙で、朝からほんわかと温かい気持ちになれました。

何だかんだ、鈴愛と律は一緒になるものだと思っていたので、律が他の女性と結婚してしまったことに驚きました。お互い思い合っていても距離が近すぎると上手くいかないものなのかな。食事やトイレの時間も惜しんで仕事に没頭し、スランプに苦しむ鈴愛の姿は壮絶で見ていて痛々しく、お節介だと思っていた晴の「結婚して平凡な幸せを」という願いも分かる気がします。

今回はオリジナルということで、結末がわからないのが、久しぶりに新鮮で楽しみにみれます。
岐阜弁のやわらかな印象もとてもいいです。
また、仙吉、わこ（和子）さんが単純なナレ死ではなく前後にストーリーがあって、仙吉の葬式まで
笑いをいれるところは、おもしろかった。　わこさんにいたっては、感動でした。（手紙は特に）
すずめ　と　りつ　がそれぞれの道に旅立ち　また出会う？　う～ん　というところも
あるのですが、ストーリーをよまさないドラマという点ではありなのかな、振り返って面白かった
につながるのかなと思ってます。

鈴愛の初デート、最初は良い感じで進んでいて初々しくて可愛かったですが、途中から拷問器具の話とか付け耳とか、鈴愛のぶっ飛んだ変わり者ぶりが露呈して小林くんが引いていく様子が面白かったです。小林くん視点で鈴愛の姿が鏡のように割れてしまっていましたが、逆に彼は鈴愛に対してどんな幻想を抱いていたのかが気になります。大人しくて女の子らしい子だと思ってたのかな。鈴愛を受け止めるのは相当タフで懐が大きい人でないとダメなんだなと実感しました。

39話、裕子が鈴愛に心を開いて仲良くなりましたが気持ちの変化が唐突過ぎる気がしました。もしかしたら何か心変わりするような描写があったのかもしれないけど分かりにくいです。あと、裕子が謝っているのに鈴愛はうなずくだけなのも気になりました。鈴愛の方から裕子にタックルしてましたよね？そのことは謝らないのかな。ちゃんと正直に自分の気持ちを伝えて謝罪する裕子に対して、鈴愛の甘ったれで子供っぽいところが強調されてしまったのが残念でした。

まだ始まったドラマですが、今後面白くなっていくだろうなと感じました。
朝のドラマで最近は戦争時代のものが多く、高度経済成長期時代の内容があまり取り上げられていなかったので、その時代の風景や状況を知るきっかけにもなるので今後の展開が楽しみです。
そして、主人公がまだ生まれていなくて、お腹の中から始まる内容が斬新すぎました。

漫画業界を描いているから間違ってネームを捨てちゃうという展開が絶対あるだろうなと予想していたら本当にその通りになってしまいました。朝ドラだからそんなにスリルはいらないのかもしれないけど、あまりに定番でのんびりした展開が続いてちょっと中だるみな感じが否めません。

3話ではナレーションに佐藤健さんも加わり、律の視点でストーリーが進むのが新鮮で良かったです。難産と安産、病室の差、バックミュージックなどで対照的な鈴愛と律を印象づける演出も分かりやすくて良いです。鈴愛が小学生になり、いよいよ本格的に物語がスタートしますね。どんな子に成長しているのか楽しみです。

鈴愛の上京を家族みんなで見送るシーンは定番だけどやっぱり感動して泣けました。ドラマの音楽を担当している菅野祐悟さんのファンなのですが、ふくろう町でのゆったりとどこか懐かしい雰囲気がする曲調から一転、東京に降り立った時のお洒落でアップテンポな音楽が未知の世界ぽさと鈴愛のワクワク感と緊張感を感じさせて良かったです。

27話、ずっと周りの人たちに守られて生きてきた鈴愛を心配して東京行きを反対する晴の気持ちはよく分かりますが、いつまでもそんな環境にいたら鈴愛は全然成長出来ないし、自立が出来ないですよね。耳のことが原因で面接に落ちまくってることが分かっていても正直であり続けた鈴愛。晴が思っているよりもずっと鈴愛は自分自身と向き合っているし大人なのかもと感じた回でした。

家族に見守られながら、友達にも見守られ、沢山の愛を貰い、幸せな鈴愛の気持ちがよく表現されています。しかし、いろいろ話が飛びすぎです。秋風先生ががんになったり、治ったり、それを心配する人々、漫画修業に精を出す鈴愛、と話が荒唐無稽になってきた感があります。やはり、主人公の人物設定に問題があるのではないでしょうか。人々に愛されながら、人々の気持ちを汲むことが苦手な主人公。真っ直ぐにものごとを見つめ、結局皆を巻き込みながら、話が決着する、ちょっとスマートな進みかたをしないドラマになってしまいました。このままいけば、空中分解してしまいそうなドラマになってきました。

主人公が産まれる前の状況から始まるのは今までも多くありましたが、お腹の中の胎児が両親や親族たちの行動に反応しながら、ナレーションをしていくのが斬新で面白く、初回の放送では産まれないという展開も良く、また、幼なじみの産まれたのが同じ時間で同じ病院で、隣同士のベビーベッドに寝かされ、美男の赤ちゃんと猿のような女の赤ちゃんという比較が物語を盛り上げていると思います。

いよいよ鈴愛の東京生活がスタートしましたが、何だか鈴愛が皆の食事を作ったりお風呂を沸かしたり家事をしなければいけない雰囲気で大丈夫かしら、鈴愛に出来るのかしらと親心で心配になってしまいます。不安いっぱいな中でも秋風の原稿にコーヒーをぶちまけて早速やらかしている姿は鈴愛らしさがあってちょっとホッとしました。

鈴愛の漫画家への道が本格的に描かれ始めましたね。秋風先生の病気も大丈夫だったようなので安心しました。

次週から清が再登場するようなので、律との関わり、それを側から見る鈴愛の想いがどう描かれるのか楽しみです。

北川悦吏子さんの作品は今までもたくさん観てきたので、やはり恋愛の要素は欠かせません。今までの朝ドラとは少し違う感じがするので、賛否両論ありそうですが、私は楽しみにして鈴愛の心の成長を見守りたいです。

漫画家への道のり、秋風先生から色々と学びながら成長していくのだろうと思います。

先週までは正人の印象がすごく良かったし、すずめの頬にキスをした時は色気がすごくて萌えてました。
ですが、すずめが告白したときに酷い振り方をしたのは納得がいきません。
触んないで、離してと言って振り払うのは男としてどうかと思いました。
正人なりに、律とすずめの気持ちを知っていてそうすることしか出来なかったというのは言い訳にしかならないと思いました。
失恋して泣くすずめに気を使ってくれたボクテは、神のような存在でしたね。

サンバランドの件が頓挫してしまいましたが、瞳が一番常識的でちゃんと菓子折りもって1人で謝罪に来て一気に好感度が上がりました。佐藤さんのイケイケぶりもハマっていて良かったです。また高校最後の夏を楽しみたい反面、進路で悩んだり受験勉強があって今までのように皆で集まれなかったり、自分にも覚えがあって切ない気持ちになりました。

ヒロインが大人になってしまい、少し残念でした。律君も鈴愛ちゃんも子役の子はかなり上手でしたので、もっと見たかったです･･･。永野さんという人はよく知らない女優さんで、今のところ、どこが魅力的なのか、よくわかりません。佐藤君も、律君のイメージからはすこし遠い感じがしています。

4話から鈴愛と律が子役で登場し、ストーリーが本格的にスタートした感じがします。やはり小さな子どもが出ているとドラマ全体が生き生きと活気づいて明るい雰囲気になりますね。成長しても対照的な鈴愛と律がとにかく可愛いです。たびたび映る商店街がジオラマちっくというか、どこかオモチャっぽい雰囲気なのも可愛らしくて好きです。

今までは鈴愛の奮闘ぶりがメインでしたが、今週から律の大学生活も描かれるようで楽しみです。さっそくロボットについて熱く語る個性の強い教授が登場し、律にどんな影響を与えていくのか気になります。鈴愛も正人に恋心を抱き始めたようですし、2人が少しずつ成長していくにつれ、これまでの気心知れた幼馴染とはまた違った関係性が生まれそうな予感がして少し寂しさも感じます。

鈴愛と比べて自分には夢がないと悩んでいた律ですが、ロボットを作りたいという目標が出来て、これから教授や研究室の個性的な先輩たちとどんな関係を築いていくのか楽しみです。それにしても鈴愛は本当に自分のことしか考えられないんですね。口の軽さで人を傷つけてきたのに、自分がされると師匠にため口で怒る。普通とは違う個性的な女の子というふうに描きたいんでしょうが、ちょっとズレてる気がします。

まだ序盤ですが、マスコミで時代考証がどうとか、いろいろ叩かれていましたが、そんなことよりハナシが面白くないです。
８０年代岐阜という舞台も、地方なんでしょうけど、「ひよっこ」、「ちゅらんさん」のようなイナカとも違うし、
全体的にメリハリがない。
あまりにもフツーのフワッとした少女趣味ドラマという感じが（まぁそこが８０年代っていえば、そうなんでしょうが）…いまのところ全開で…どうも感情移入できません…

斎藤工は、少しだけの登場でもドラマのアクセントになってとても存在感がありましたが、またしても登場してストーリーを面白くしてくれる予感がします。斎藤工、永野芽郁、間宮祥太朗のキャラ達は、芸術家になりたくてなりきれなくて、という微妙なキャラですが、普通の人のようでもあり、繊細で絶望を感じてもいるような雰囲気が出ていて三人とも魅力のあるキャラだと思います。永野芽郁は怒って憤っている顔も、悲しそうな顔も、複雑でやり場のない感情を持っている時の顔もすべてかわいいので、ストーリーがどんな展開の時にもかわいく爽やかです。キムラ緑子と麻生祐未と須藤理沙の三人が並んで出てくると、演技が上手すぎて少し濃すぎるかなとも感じます。星野源の主題歌がとても苦手なので、あの曲が流れなければもっといいと思います。

時代背景は違うが、なんとなく以前あった土屋太鳳主演の「まれ」に似てるなっていうのが第一印象。主人公の片耳が聞こえない設定が必要だったのか疑問で、別になくてもドラマは成立するような気がする。漫画家目指して上京したが、幼馴染役の佐藤健と絡ませることで女性視聴者を繋げようとしてる感が否めない。

清と再会して、いよいよ律の恋も動き出しましたね。2人のドキドキ感が初々しくて、見ているこちらもちょっと照れてしまうような甘酸っぱい気持ちを思い出しました。律と清の落ち着いて静かな雰囲気が、鈴愛とこばやんの初恋とはだいぶ違い、生まれた時から「正反対の二人」という鈴愛と律の関係を印象づけていたのも良かったと思います。

すずめの左耳が聞こえなくなって、おかあちゃんからもう一生聞こえないと聞かされても泣かなかったのは、すずめが、泣くとみんなが悲しくなるから泣けないと言った河原のシーンが、せつなかった。律が、下手に慰めるようなことを言わないところもよかった。律は空気も読めるし、いいやつだ。

すずめがずっと可愛くて、律がずっとかっこよくて、お互い大事だけどお互いの恋を応援して。すごくキュンキュンさせられます。すずめの初デートに律が頑張って協力している様子がとても可愛いらしかったです。公衆電話とかも懐かしいな、って思いました。
また、律が少しすずめのことを気になっているような感じも甘酸っぱい感じで朝から清々しい気持ちになります。

涼次、ホントにダメンズだな。映画がダメになって燃え尽き症候群っぽいのかもしれないけど、それにしたって2年間支えてくれた鈴愛に対して思いやりがなさすぎる。自分のことしか考えていない。その上鈴愛が妊娠なんて今しか考えていない、無計画で行き当たりばったりな夫婦だなと呆れてしまう。

52話は朝ドラというより完全に恋愛ドラマな感じでしたが、鈴愛も律も初々しくて爽やかなので、こういう朝ドラも新鮮で良いと思います。手軽に連絡が取れない時代だからこそのドキドキ感やもどかしさがあり、だからこそ会えた時の喜びや幸せは今よりも大きいんじゃないかなと鈴愛たちがちょっと羨ましくも思えました。

耳鳴りを小人にたとえたり、雨音が聞こえない左側はいつでも晴れだと喜んだり、鈴愛のユニークで子供らしいプラス思考はマイナス思考の自分にとっては目から鱗の連続で、見ていて元気になれますし、明るい気持ちにさせてもらえます。鈴愛たちが高校3年に成長し、ストーリーが本格的に動き出すのも楽しみですが、来週からキュートで元気な子供たちの姿が見られなくなるのは寂しいです。

律が全然登場しなくなり、一気に年月が経ってしまい、その空白の時間が今後の二人にどう影響していくのかが気になるところです。

鈴愛のデビューが決まったものの、ボクテがもう登場しないのも寂しいです。

漫画家の世界は分からないですが、鈴愛・裕子・ボクテの三人でのシーンはライバルでありながら友情が成り立っていていい関係性だと思いました。

落ち込んだ鈴愛がまた元気になれたのも、やはりボクテの存在があったからだと思います。

正人くんもいなくなり、律もボクテまでも...鈴愛を支えた人が登場しないのはやはり寂しいです。

温かみがあってどこか懐かしさを感じさせる岐阜の方言が耳に心地よく、星野源さんの明るい主題歌と相まって、前向きな気持ちで1日をスタートできるドラマだと思います。大事件が起こるわけじゃないけど、鈴愛たちのほのぼのした日常は見ていてほっこり癒されます。次週、糸電話作戦に進展があるようなのも楽しみです。

1話の放送時間が短い朝ドラだから仕方ないのかもしれないですが、人間関係の変化がいつも唐突に感じてしまいます。いつの間にか仲良くなってる、信頼関係が生まれてる、必要な存在だと認められている…それぞれの登場人物の気持ちの機微がちゃんと描かれていないから全体的に薄っぺらい印象を受けてしまいます。時間が限られていることは最初から分かっているのだから、その限られた時間の中でしっかり心の動きを伝えてもらいたいです。

待ちに待った、律の登場。嬉しかったです。なんだか、懐かしい感じもして、律を見ただけで、うるうるきました。
すずめも家庭を持ち、このままどういう展開になっていくのかと思っていた矢先、え？！離婚？！そんなに、あっさりしてて大丈夫？！と心配にもなりましたが、りょうちゃんの夢も少しは理解できる。でも、離婚までしなくても良いのでは？と私は思います。
いきなり孫を連れて実家に出戻った娘をみたら、両親もたまげますよね。そこは受け入れてもらえるのかどうなのか、今後の展開が楽しみです。

思うに、すずめは、いつも能天気で、失敗ばかりして、『やってもた～』で物事が解決すると思っているのではないでしょうか。常に回りの人たちの人情で、その場をしのぎ、事なきを得ますが、すずめの左耳が聞こえないことを差し引いても、余りにも失敗が多いです。それを持ち前の能天気、根性できりぬけているようにも見えますが、ちょっと調子良過ぎる気がします。現実的でない気がします。

何ともカラフルで賑やかなサンバダンサーたちとちょっと引いている商店街の人たちの対比が面白かったです。絵に描いたような金持ちやり手夫婦のブッチャー両親もマンガみたいに濃くて良いですね。あの賑々しいサンバの後の仙吉さんの「ふるさと」の歌声はとても温かくて耳心地が良かったです。

鈴愛と律が同じファイルを使っている時点で私のようなど素人でも話の展開が読めてしまうような、ストーリーの粗さが気になりました。小さい頃から家族のように育ってきて律にも和子にもお世話になりっぱなしなのに、晴も仙吉も律の受験日を知らないというのが不自然な気がしました。鈴愛の就職祝いにも来てもらったり、東京行きの相談にも乗ってもらっていたのに、脚本のせいで楡野家の人たちが薄情に見えてしまったのが残念でした。

久し振りの楡野家、ほのぼのとした温かい雰囲気が懐かしくて見ている自分も実家に帰ってきたような気持ちになりました。東京編になってからドラマの雰囲気も変わってしまって少し寂しく感じてましたが、秋風に必死に謝る仙吉や宇太郎の姿が鈴愛への愛情が伝わってくるけどちょっとオーバーでコミカルさもあって、変わらない楡野家の姿を再び目にすることが出来たのが嬉しかったです。

プロローグから星野源「アイデア」が流れて始まるタイトルがいつもぐっと心にきてなんだか救われた気分になって良いです。おじいちゃんを元気にするための鈴愛のアイデア「糸電話作戦」の構想がでかすぎて奇抜でおもしろい。お友達の菜生ちゃんに「ようこんなアホなこと思いつく！」と大絶賛で笑えた。川をまたいで糸電話作戦が成功する感動的なシーンは素晴らしかったです。

53話で仙吉が弾き語りをするシーンが多くありましたが、廉子さんのしっとり優しいナレーションと相まって、2人の互いを想い合う温かくて深い愛情が胸にじんと沁み渡って、切なくて涙が出てきました。鈴愛や律のどたばたと初々しくて可愛い恋愛模様との対比になっているところも良かったです。

スランプの裕子の荒れぶりと鈴愛との間に生まれた距離感が悲しかったです。スランプに陥るのも脱するのも自分次第、誰もその方法を教えてくれないし自分で何とかしなければならないという漫画家の世界の厳しさが分かりました。また久々に律が登場したのが嬉しかったです。清の件で好感度が下がってましたが、ちゃんと鈴愛の漫画を読んで気に掛け、連絡を取らなくてもちゃんと二人が繋がっていたことが分かってホっとしました。

鈴愛が秋風ハウスを出てしまい、漫画編の人たちはもう出てこないと思っていたので、ボクテと裕子がまた登場してくれたのが嬉しかったです。女子会みたいな3人のほのぼの仲良しぶりが好きです。また新たなキャラが続々登場し、今後鈴愛とどんな絡みを見せるのか気になります。特にキムラさん、麻生さん、須藤さんの濃い3姉妹の活躍が楽しみです。

私にも大病を患っている家族がいますが、喋るってとてもエネルギーを使うことなんです。電話で数分話しただけでもぐったり疲れてしまうくらいなのに、日々弱っていく和子さんにぬいぐるみの声を頼むという展開はちょっとどうかなと思ってしまいます。元気づけたいという気持ちは分かるけど、もっと他に方法はないのかな。あと、健人の存在って必要？主要人物についてもきちんと描けていないのに、外野に時間割いてる場合じゃないでしょ。終盤とは思えないまとまりのなさに毎朝呆れています。

鈴愛の挙動にいつもいつも、可愛いな！と思う反面、なんでそんな自分中心に世界が回っているんだ！と腹立たしく思うこともあります。
しかし脚本の北川さんが「これはすずめの人生の縮図である」ようなことをおっしゃってるのを見て、人間だれだって自分の物語の中心は自分で、世界は自分の周りを回っているんだなと思いました。
すずめの自由さはかんちゃんにも受け継がれてて、今週も、萩尾家を巻き込んでの騒動にはらはらしっぱなしでした。
母と共に視聴していますが、母はハルさんの気持ちをいつも一緒に感じていて、となりで私は「私もすずめみたいに自由ロードを突っ走っているのかな？！」と思ったりしています。

わーい、正人くん再登場嬉しい！
と、これくらいしかもう感想ないです。ストーリーにはすでに惹かれなくなってしまった。漫画家のときはすごく丁寧に心の機微や周りとの関係性が描かれていたのに、100均以降どんどんなし崩しに…まー人生そんなもんだとは思いますが、前半とのギャップがやはり大きすぎて。
助けた犬のエピまで出てきたので、今度は弓道部の元カノ登場したりして？

鈴愛の就職祝いを商店街のみんなで集まってやるというのが、人情味溢れる田舎ならではで、温かくてどこか懐かしい感じもして朝からホッコリした気持ちになれました。仙吉の五平餅がきっかけで秋風羽織とお近づきになれるという展開も、素朴な鈴愛らしさがあって良かったです。

東京編から再び舞台が故郷の岐阜に戻ってきてまるで自分が故郷をずっと離れて久しぶりに里帰りしたかのような懐かしさを感じたりホッとしたり落ち着いた気持ちで鑑賞するこができています。恐らくふくろう町商店街の温かさや雰囲気が自分に合っていたり地元は岐阜ではないけど自分の地元の方言にかなり似ているのが理由かと。それだけに仙吉さんが亡くなってしまったのは非常に残念でならないです。中村雅俊さんは好きな役者さんですし仙吉さんは楡野家の大黒柱でもあり癒しでもあり家族の良き理解者でもあったのでもう出演しないんだなと思うと寂しいですね。でも仙吉さんの遺影の目が動いた時には大笑いしてしまいましたし、またどんな形でもいいので仙吉さんが登場する事を期待したいですね。