半分、青い。

涼次の言葉で鈴愛が涙を流すシーンがとても良かったです。漫画のことでは苦しんだり辛かったりして涙を流すことが多かったですが、初めて心からの嬉し涙を流す鈴愛の姿をみて、本当の意味で鈴愛が漫画から解放された気がしました。10年間の努力が報われた鈴愛に思わずもらい泣きしてしまいました。

糸電話で三途の川と現世で会話をすることは出来ませんでしたが、鈴愛の優しさのおかげで仙吉に笑顔が戻り、「じいちゃんを元気にしたい」という鈴愛の計画は成功したと思います。天国の廉子に家族みんなで呼び掛ける姿には胸が熱くなりました。

45話は鈴愛たちのデッサンシーンでほとんど時間が過ぎましたが、秋風の熱い本気指導と熱心にデッサンを続ける鈴愛たち、長時間何ポーズも決め続ける律と正人、その場にいる人たち皆が一生懸命で見ていいるこちらも心地よい疲労感を味わえました。若い人が夢のために頑張る姿は男女関係なくとても美しく、元気がもらえますね。

今週から鈴愛たちが高校3年生に成長し、青春真っ盛りという感じのフレッシュな雰囲気が爽やかな朝にぴったりだと思います。ブッチャーが子役ブッチャーそのままに成長しているのが良いし、律の相変わらずのナイトっぷりもカッコ良いですね。

15分という短い限られた時間の中で、あったかい気持ちにさせてくれたり、寂しさを共有できたり、北川悦吏子さんらしいエピソードで、まだ始まったばかりなのに、次回が楽しみになるドラマに仕上がっていると思います。子どものころのピュアな気持ち、隠し事、思いやり…
私が、子どもだったころと重ねて見ることもできるし、親になった私は、子どもたちのそんな気持ちを理解できているかな？と問いかけた今回の「半分、青い。」でした。

38話で裕子が鈴愛に言った台詞が自分がずっと鈴愛に対して感じていたことそのままでとても共感しました。ハンディキャップがあって大変だったり辛いことも沢山経験してきたと思うけど、鈴愛は周りの人にとても恵まれていますよね。いつも誰かが必ず助けてくれるし帰る場所も待っている人もいてくれるから、後先考えずに行動が起こせる。それが羨ましいしちょっと苛立ってしまう裕子の気持ちがよく分かります。自分でもその甘えに気が付いた鈴愛がこれからどんな風に成長していくか楽しみです。

主人公鈴愛が第一作目の漫画を描き終え、律をはじめ、梟会、家族、それぞれに好評価を得る。
これに味を占め、第２作目を描き始める。
一方、やっぱりみうらじゅんにしか見えないトヨエツ演じる秋風先生が全国でサイン会を開きたいと・・・


・・・こっこれは、もしかして、鈴愛と憧れの秋風先生がいよいよ出会ってしまうのか！！
毎日、続きが気になる朝ドラです。

ドラマの舞台になっている時代や土地柄が、画面越しから伝わってくる演出や映像の色使いが素晴らしい作品です。時系列の変化にも対応させて髪型や服装を変えているのがわかります。
鈴愛が高校生になっても、幼い時と同じように明るい性格なのは視聴者としてホッとします。幼馴染みとのやりとりも相変わらずで、相手の気持ちに全く気付いていない彼女が微笑ましいです。

裕子が考え直すかと思ったんですが、本当に結婚して漫画家を辞めてしまったのが切なかったです。夢を見続けることや情熱を持ち続けることって本当に大変だしエネルギーのいることなんだなと思いました。父親のように裕子を送り出す秋風の温かさと愛情に朝からホロっとしました。

東京編になってから、どうも鈴愛のキャラクターに魅力が感じられず見ていてイライラしてしまいます。律はもちろん、同世代のボクテや裕子と比べても内面がすごく子供ですよね。秋風の病気のことをペラペラ口外したり、自分がされて嬉しいことが必ずしも相手にとって同じとは限らない、相手にもそれぞれ事情や思いがあるということが分かっていない。ハンディキャップを抱える鈴愛だから人の痛みや触れられたくないデリケートな面も感じ取れそうなはずなのに他人が傷つくことを平気でズケズケ言うし、何のために左耳が聞こえない設定になっているのかなと疑問に感じます。

高校卒業間近、それぞれの進路が決まって少しずつ別れの時が迫っている鈴愛たちを見ていると、新天地への期待感と仲間と離れる寂しさが入り混じった切ない気持ちを思い出して懐かしくなります。鈴愛と律の関係も子供の頃と変わってきて、お互い何気ない一言や仕草にドキっとしてときめくなど、甘酸っぱい雰囲気が漂っているのも往年の北川作品らしさがあって良いですね。

一番の難関だと言っていた晴にまっ先に東京行きを告げてしまい、これから鈴愛の夢はどうなってしまうのか気になります。農協に口をきいてくれた仙吉の愛情も分かるし、就職が決まってホッとしている晴や宇太郎の気持ちも夢を追いかけたい鈴愛の思いも分かる。登場人物が3世代揃っているから誰かしらに共感しながら観られるところがこのドラマの魅力だと思います。

72話は鈴愛と律がようやく再会して、新たな展開の序章という感じがして次週への期待感が高まる終わり方だったのが良かったです。ただ、わざわざ近くに住まわせたりかなり距離が近かった鈴愛と律が5年間も会わなかったことについて、晴たちは何も思わないのかなと疑問に感じました。晴なんてあんなに律を頼りにしていたんだから、電話をした時に鈴愛から律の話題が出てこなかったら心配すると思うんですが…。鈴愛の様子で察したのかしらと無理やり納得して見ています。

最初の頃はまだおもしろかったのに、最近の話は特におもしろくないと感じることが多いです。漫画家をやめて百均で働き、主人公が一体どうしたいのか全く理解できない。ただはやく結婚して子供がほしいだけ？今までの漫画家ストーリーは一体何だったの？疑問だらけです。さらに主人公のわがままな言動や失礼な言動にいちいち気になってしまいイライラしてしまうことが多いです。ただこれから主人公がどう変わっていくのか期待もしているので、最後まで見続けていきたいと思います。

秋風塾3人組のほのぼの仲の良い雰囲気が好きだったので、裕子のデビューによって少し距離が出来てしまったのが寂しいですが、焦って嫉妬するボクテの反応は自然なものだと思うし、鈴愛ののほほんとした反応の方が違和感あります。競争の激しい世界にいてあんな考え方出来る子っているのかな。今までの鈴愛の描写で相当好感度が下がっているので、「良い子だね」と思うよりも「わざとらしい、あざとい」と思ってしまいました。

独特な岐阜弁を違和感なく話せている俳優陣はもちろんすごいし、脚本の面白さも、この俳優陣達だからこそ活かされているのだと思いました。
主人公の成長を見守る松雪泰子の母親目線は、とても愛があることが伝わってきます。
少女漫画家の豊川悦司もダンディな役や二枚目の役よりもコミカルな癖のある役が面白くて、愛おしくて朝から元気を貰っています。
真っ直ぐで素直な主人公も、まれと違って素直に応援したくなる素敵な朝ドラです。

いよいよ後1カ月と言うところで、続々と新しいメンバーが出てきたり、昔のメンバーがでてきたりで、本当にエンディングに向かって行っているのか心配になってくる。せっかくここまで面白くてよく出来ているのに、よくある最後で時間を一気に短縮し過ぎて、無理やりストーリーを詰め込んで話がグダグダにならない事をいのるばかりだ。ファンとしては、一番印象的だった秋風先生に最後にまた会いのと、律とすずめのハッピーエンドを期待して最後まで楽しみに見ていきたい。

73話は離れていた時間を埋めるように、ほぼ鈴愛と律2人のシーンだったのが良かったです。やはり2人の自然でテンポの良い会話は見ていてホッとしますし、これまでとは違う、ただの幼馴染同士ではない雰囲気も漂っていて5年という歳月の長さを感じさせました。すごく切なくて素敵な場面なのに、鈴愛がヒロインぽくないすごい格好をしているところも2人の飾らない関係性を感じさせて良かったです。

岐阜に向かった様子のおかしい秋風先生のことは気になるし、正人の言葉にくらいつく鈴愛の恋の予感？みたいのも気になるし、あっちこっちでいろんなことがあって頭の中が忙しくなってしまいました。それにしても正人はなんだか奥が深いというか、なかなか心の内がうかがい知れない感じの青年で、どこに本音があるのか分からなくって、人間像を掴みかねています。鈴愛はこの正人のことを気にしているようですが、いったいこの二人の関係はどうなるのだ、と早くも先が楽しみです。

子役の 女の子も 男の子も、いきいきしていて 可愛くて‥ 笑える部分も、じーんっとする場面も、目が離せません。母親の気持ち・父親の考え・おじいちゃんの想い… 滲み出ていて 感動しました。服装・髪形、そして 日常の話題からも 懐かしい昭和がよみがえりますね。

岐阜から東京に出てきてからいろいろな出会いと別れがあったけど、その中で悲しい思いをして涙を流した出来事こそ人の心を動かす漫画になるんだなあと妙に納得しました。漫画家が主人公に鬼と言われながら鬼上等！と言い返して、自分の体験をすぐに作品に描かせるように勇気付けた？場面を見て、こんな上司や友達が自分の近くにもいたらよかったと思いました。漫画家の他のスタッフたちも主人公を支えて応援してくれていて、見ていて嬉しい気持ちになりました。

14話、律がどうして鈴愛と同じ高校に通うことになったかをモノクロ写真とナレーションで解説する演出が良かったです。風吹さんの温かみのある語り口も相まって、まるで紙芝居の読み聞かせを見ているような楽しさがありました。体育館に響くボールをつく音やチャイムの音、ガヤガヤ賑やかな教室など久しぶりに「学校」というものに触れられて懐かしい気持ちになれるところもこのドラマの良さだなと思って観ています。

婚約者の同居人、しかも仕事でお世話になっている師匠に対して失礼過ぎる鈴愛の態度にどん引きしました。鈴愛って自分の思った通りにならないとすぐ不機嫌になって態度に出しますよね。28歳にもなって内面子ども過ぎてイライラします。風呂なしアパート暮らしがイヤだから結婚とか相手に失礼だし、あまりに身勝手で性格の悪いヒロインで演じている永野さんが気の毒になるくらいです。

家出したすずめ、話を聞いてくれない母に不満たらたらだけど、実はクラスメイトとケンカした原因は母への気づかいであり、本当はお母さん大好きなことがわかり、ほんわかした気持ちになりました。それにしても今回の件についての律くんの見解と分析、とても小学3年生にはみえません。冷静だわ。

鈴愛と律の関係や、距離感が大好きです。家族でもなく、親友とも違う「特別」なつながりに憧れます。そして、律や鈴愛の口から素敵なセリフが出てくることが、時々あって、それも楽しみの１つです。「ひとりメーカー」はとても魅力的な舞台です。律の今後がとても気になります！そして、鈴愛の仕事もどうなるのかも。

毎回予測のつかないストーリー展開に驚かされると同時に、ありえないようで現実味のある話なのでよくできたドラマだなと思います。深刻になりすぎないドラマですが、時にほろっときたりしみじみしたりします。主人公鈴愛のキャラクターは絶妙で、どうしてそんなことをと思えるぐらい突拍子もないことをしますが可愛らしいです。実際にいたら周りが大変ですが、見ていて飽きないです。周りの人もそれぞれ個性的で、誰が主人公になってもおかしくないと思えます。

岐阜犬の企画がとおるということで、すずめが東京進出をつかむところが、とてもスリル満点でした。
ほぼ思いつきですが、娘のことを考えての行動力なので、見ていて微笑ましいです。それに条件も揃っているし、律もアメリカから大阪に行ってしまうので、とても良いタイミングのドラマ進行でした。ブッチャーのいった、「すずめに消去法はない」という言葉がとても言い得て妙で、さすが幼なじみだなぁと感心しました。
止まっていた律の人生も動き出すようで、興味津々です。

人生は一筋縄ではいかないし、ドラマ的映画的に物事が進んでいくわけではないというのをよく表している展開だと思う。よくありそうなドラマのようにずっと一途だとかとか思い続けていれば叶うという展開ではないのがすごくよかった。また、懐かしさが溢れる展開でもあり、ずっと見続けていた自分にとっては不幸中の幸いのような、居場所が完全になくなっているわけではない主人公が救われてよかったと思った。ドラマを見続けていたので、より主人公の最後の姿に共感できた。

正直いって、ここまで好きになれない朝ドラの主人公はいなかったと思います。漫画家のアシスタントになったものの、基礎的なものもわかっていないし、そもそも漫画に対する情熱を感じたことがありません。
またアシスタントのクビを告げられる、きっかけのネームを捨ててしまった件に関しても謝る描写もないし、先輩のアシスタントにつかみかかったりと、理解できません。また、都合のいいときだけ、片耳が聞こえない設定になっているとしか思えない脚本と演出です。

新居の購入資金だけでなく鈴愛の全財産も勝手に使ってしまう涼次にドン引きしました。夢を追いかけるのは素敵なことですが、もう28歳だし結婚もして生活もあるのに、今しか見えていないところが子供過ぎます。叔母さんがいるからという甘えがあるように見えるし、夫婦揃って魅力が感じられない、応援する気になれない不思議な朝ドラですね。

脚本が酷いと必然的に感情移入もできなくなる。北川さんがツイッターで色々言ってるが、結局このドラマが見るに耐えないのは脚本が酷いから。ノベライズという完全版を見たところで期待はできないでしょう。

鈴愛と律、律と清の関係性が今後どうなっていくのか楽しみです。

正人に失恋したことよりも、律の薬指のマニキュアに衝撃を受けたこと、その方が大きかったということは、鈴愛はやはり律に恋をしていて、ただそれに気がついていないだけなんだろうなと思います。

律は清が好きなようですが、ふとした時に鈴愛と比べてしまったり、清に変に気を遣ったりしているうちに、今後居心地の悪さを感じてしまったりするのかなと思いました。

鈴愛は恋をして、それがきっかけで漫画家への道のりが見えてくるのだろうと思います。

鈴愛と律が今後どのような展開で物語が進んでいくのか全然読めません。
このドラマは何が言いたいドラマなのか全然わからないことが多いです。脚本がとても悪いのか内容がうまくまとまっておらず、話の展開を見ている方もあまりついていけないと感じました。幼なじみとの恋愛をテーマにしたいのか、病気をテーマにしたいのか、やりたいことを見つけて人生を楽しみたいのか、そもそものテーマが全く伝わってきません。
なぜ今更二人は扇風機を作ることになったのでしょうか?二人が今更一緒に仕事をすると言う展開にとても驚きが隠せません。それなら早く二人が結ばれたらいいなと思ってしまいます。とてもモヤモヤしました。

嫁いでからずっと働き詰めだったら、世界一周旅行くらいさせてあげたいなと思う。その苦労を一番わかって欲しい旦那が鈴愛以上に空気を読めず、勝手にお金の使い道を構想してたらそりゃブチ切れるわな、と呆れてしまった。ただ、アイデアは面白そうで鈴愛の作る五平餅も売れそうだと思うし、何より仙吉の新しい生きがいが出来る予感で本当は喜ばしいことなんじゃないかと思ってしまう。やっぱり鈴愛と感性や好みが一緒なのか、花野が律にべったりで「律がいい！」と言うところは可愛らしくて、こっちの家族像が見たいと期待してしまった。

子どもの演技がわざとらしすぎ。しかし、時代にあった服装や口ずさむ歌などは懐かしい。この後どのような展開になっていくのかは楽しみだが、とにかく早く子ども時代が終わってくれないかと思う毎日･･･。

いよいよクライマックスといった感じがまだしないのだが、どんな終わり方をするのか本当に楽しみになってきている。律の離婚ですずめとの関係がどうなっていくのか、また、お母さんの癌発病で何か2人の関係にきっかけを与えてくれるんではないかと、妄想がかなり膨らんでしまう。かんちゃんのフィギアスケートも気になるしすずめの元旦那のその後もかなり気になるのだが、一番は秋風先生はどうなっているのかが一番知りたいところだ。

たけめい、最高!!!!!!!!!!!!!!!!

ネームを捨ててしまった鈴愛は職場復帰できるのか？？あれだけのキャラクターを揃えたオフィス・ティンカーベルとの縁が切れるとは思えませんが。それはそれとして、マハジャロのいきなりお立ち台は、少し無理があったかと思います。普段あんなカジュアルな服を着ている子が借りた超ミニワンピースを着てあんな高いところへ、というのはねぇ…。