※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.5 /5.0(70.4%) | 576位 /1002件中 |
キャスト 3.9 /5.0(78.6%) | 543位 /1002件中 |
演出 3.6 /5.0(72.4%) | 525位 /1001件中 |
音楽 3.8 /5.0(75%) | 335位 /1002件中 |
感動 3.6 /5.0(71.2%) | 251位 /997件中 |
笑い 2.8 /5.0(56%) | 524位 /997件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60.6%) | 587位 /994件中 |
脚本・ストーリー 3.5 /5.0(70.4%) | 576位 /1002件中 |
キャスト 3.9 /5.0(78.6%) | 543位 /1002件中 |
演出 3.6 /5.0(72.4%) | 525位 /1001件中 |
音楽 3.8 /5.0(75%) | 335位 /1002件中 |
感動 3.6 /5.0(71.2%) | 251位 /997件中 |
笑い 2.8 /5.0(56%) | 524位 /997件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60.6%) | 587位 /994件中 |
今時なら蔵元どころか、下戸の杜氏さんもいますが、昔はたしなむ程度さえ飲めないのは、きっといろいろ言われたでしょうね。その意味でも世襲というのは罪深さを内包しています。さていよいよ浜辺美波さんの登場です。万太郎が一目ぼれして、彼にも遅い春がやってきましたが、確かに可愛らしい。万太郎でなくても一目ぼれしますよ。ここからは植物に恋愛にと万太郎も忙しくなりそうです。前途多難でしょうが、峰屋は姉に任せ、可愛い伴侶を得て、好きな道に邁進する。それが努力次第で可能な環境に生まれたことが、どれだけ幸運なことか、万太郎はまだ理解していないようです。
綾の考え方は良いと思います。頭を下げるだけで良い方に向うのなら、いくらでも頭なんて下げればいい。いくら下げてもタダだしね。商人だからというよりも、人としてその方がいい。一方、万太郎の方は桜のてんぐす病ですか。今春も桜並木の中にてんぐす病の木を何本も見たけど、最近の行政はそういうのを放置し放しのところも多いみたい。早めに処置すれば何とかなるのにねえ。だから街路樹がいきなり折れたりする。まあタキのためにも桜を切り倒さずに残せるといいのだけど。
主人公が最初の30秒くらいしか出ないのは朝ドラでは珍しい気がする。それでも万太郎の存在はずっと感じられたし、それでいて取り巻く環境の変化のようなものや人物が良くわかってとても良い回だった。自分がスカウトしてきた画工にも見下してきつく言ってしまう田邊教授は、もともとそのような人物なのもあるかもしれないけれど余裕のなさがそうさせるのだろう。野宮さんも万太郎のようには描けないと沈んだ気持ちになっていたけれど、波多野さんとの会話で目標を見つけたのが表情でもわかった。こうやって植物学も分類だけじゃなく多方面に枝分かれしていったのだろうなと思わせるシーンだった。
これで万太郎も、田邊の誤解でも、一時的な不機嫌でもなく、とにかく万太郎を排除したいのだと理解したことでしょう。それで自由になったという田邊は歪んでいるし、本当の学究の道を知らない残念な人です。まあちょっとアメリカの大学に行ったくらいで専門家を名乗れる時代ですからね。今ならようやくその学問の入口を抜けたくらいのものです。寝食を忘れるほどの執念を持って探求しもしないで、万太郎の努力を天運みたいなことを言うのは、往々にして本物の努力をしなかった人にありがちな想像力の欠如と言えるかもしれません。まあたとえ理解していても結果は変わらないのでしょうが。