麒麟がくる

今回の信長は完全に主役の引き立て役、敵役の損な立場。悪人ではあるがキレ者といった感じでもなく、単に直情的な駄々っ子に近い人物像。そう考えると、染谷は制作サイドに求められているものを十二分に出して、麒麟での信長を作りあげたと言える。ただ他の方も指摘するように、日常会話での台詞回しがわざとらしすぎるのは役作りとして失敗だと思う(あれしか出来ないわけじゃないのは知っている)

光秀でなく、信長が主役のように感じる。

ハードルが高く難しい人物を、演技力で真っ向勝負しています。クレイジーであり偉大さも兼ね備えなければならない演じ方をしており、引き込まれるような凄まじい集中力で役を演じています。喜怒哀楽をはっきりしているため、笑顔、泣き顔、悲しい顔、怒った顔すべて高レベルです。

演技がまだまだ未熟。そのわりに、背伸びしているのが良くない。

見た目がもう信長じゃない時点で無理がある
演技以前の問題話にならない

表情がくるくる変わって、考えてることが読めなくて怖い。仮病使って弟をだまして殺したり、怒らせたら怖い人だな。みんなに慕われることなんか気にせず自分のやりたい政治をやろうとしてる。リーダーとしては頼れるけどちょっと危なっかしい。

このドラマの信長はほんとに甘えん坊なんだよねー。父にも褒められたくて、母にも褒められたい。すぐに涙して、童顔と相まってほんとに幼い。今までの信長像とは全然かけ離れているからどれがほんとの姿に近いのか分からなくなってるけど最後まで追いかけたい！！

肖像画やTVゲーム「戦国無双」でシュッっとした信長像のイメージがあるので最初は丸顔に違和感を覚えましたがもう慣れました
今後は案外面白そうかも

賢そうな感じ？型破りな感じ？ただの変わり者？船に乗って現れた初登場のシーンの顔のアップだけで、その存在感にドキドキしました！武家の息子であんな身なりで魚釣りに行くって、ありえたのだろうか？帰蝶が、悩んだ末にお輿入れをしたのに、いきなりすっぽかすとは、いくらなんでもひどすぎるなあ。これから、二人の関係はどうなるのか気になる。優しい面もあってほしいな。

信長役をやると発表を聞いてから楽しみでした。この方、高僧でも天才的な漫画家でもアニメーターでも、はたまた右手に異生物を飼っていたとしても、凡人でなはいという雰囲気をちゃんと役柄に醸し出してくるところが大好きです。「麒麟がくる」で新しい戦国時代の天才像が見られるとワクワクしてました。蓋を開けてみたら面白い！威圧的な雰囲気が全くない、なんなら情けないところもたっぷり見せつつ、でも並々ならぬナニカを携えている信長様。好奇心旺盛で型に拘らず、興味のあるところでは目を輝かせる。およそ武士らしくない武士です。やはり凡人にはない感性を持った人だから、時代が動いたんだろうかと、見ているものに訴えかけきます。大河ならではの台詞回しがもう少しこなれたらいいな、再開が楽しみです。

染谷将太の演じる織田信長はピュアであるがゆえに暴走して周りからうつけと呼ばれちゃっていますが、笑顔がとってもかわいいです。帰蝶が自分にストレートに向かってくるところをすぐに好きになったんだろうなというわかりやすさや、帰蝶がする明智光秀の話に焼きもちを焼いているのかなという仕草も本当にかわいかったです。ただ、父に褒めてほしいと思って行動したことを叱責されて、わかってもらえないところは抱きしめて慰めたいくらいでした。この後の帰蝶との会話で満面の笑みに戻るところもすごい演技力だなと思いました。

演技が素晴らしくひきこまれます。

初登場はふわふわっとした感じだったので「実際どうなの？」というのが第一印象でした。
それが回を追う毎に、人物が成長していく毎に迫力が増していく様は見ていて圧倒されそうなほどです。ドラマの進みが緩いところがあり見ていてダレそうになるのですが、そういう時に染谷さんが出てくるときちんと引き戻してくれます。
この先まだお話の展開がありますが、今の時点では主人公は染谷さんで良いんじゃない？と思うくらいです。

尾張の「おおうつけ」と言われ、これまでは破天荒で傍若無人な戦国武将として語られてきた織田信長ですが、染谷将太さんは破天荒な性格は内面に隠し、物事を純真な目で見つめ直して是々非々を判断する、それが故、誰にも賛同が得られない信長の孤独感を終始演じているように感じます。
最後の本能寺でどのような死にざまを見せてくれるのか楽しみです。

久しぶりの信長。雰囲気あるー。すごくイカツイわけでもないし、大柄で威圧感があるタイプではないからどう攻めるのかと思ったけどあー精神的威圧タイプね？1番ストレスになるやつね？と思った。こういう人って低気圧みたいなもんでいるだけで調子悪くなりそう。怖いわー。

残虐非道なのに何故か哀れで嫌いになれない
染谷さんの熱演がそう見せてくれる
素晴らしい信長でした
また染谷信長を見せてほしい

同じ時期に全くキャラクターの異なる役柄を演じ分けているのを見て、改めてその演技力の高さを認識した。

染谷将太が織田信長役をやると知った時は、正直、荷が重たいのではないかと思ってしまったのですが、いやはや堂々たる演技っぷりに驚かされました。「尾張のうつけ」と呼ばれていた若い頃の奇行ぶりも、なぜか親近感を漂わせたり、また武将としての振る舞いには迫力と狂気を感じさせるなど、幅の広い演技で新たな信長像を見せてくれています。

細かな演技もすぱらしい。

目に力がこもった迫真の演技力に、納得しました。ドラマを見る前は、申し訳ないですが織田信長としては合わないイメージが強かったですが、とんでもない間違えでした。気迫溢れる声、相手を一歩下がらせてしまうような眼力。染谷さんの幅広い演技力が、小国の頃から上洛まで存分に披露され、魅力的な新しい発見をさせてもらっています。

第六天魔王の登場は恵比寿さまのようで、意表を突かれた。確かに今まで見たことない信長。が、史実に忠実なのが面白い。父母から与えられなかった愛情と承認を、帰蝶に与えられ懐く信長の姿は微笑ましくも哀しい。終生藤孝を呼び捨てにしなかった信長。ギリギリまで浅井長政を信じた信長。松永久秀に帰順を呼びかけ続ける信長。この人なら、演じられる！

別に好きじゃないけどうまかった

従来の信長のイメージとは全く異なり、よく言えば斬新さを狙ったチャレンジ、悪く言えば明らかなミスキャスト。それでも回を追うごとに見慣れてきたせいもあってか、役者の熱演ぶりが伝わってくるようになった。それでもいかんせん、あの目つきが時代劇の「顔つき」ではない！やはり、NHK「御用達」ともいえる松坂桃李や菅田将暉、中川太志、志尊淳あたりの方がはまり役のように思えてならない。

元々自分の見た目と合わない役。キャラとしてはすぐに癇癪を起こすただのバカ殿で主人公を引き立てるだけの損な役回り。その中でよく頑張りました、という敢闘賞の意味で「良かった」評価。

鳥肌が立たました。山田孝之、堤真一以来です。